ブックマーク / honsuki.jp (2)

  • 数学界に絶望と衝撃を与えた「不完全性定理」をゲーデルが25歳で書くまで | 本がすき。

    数学ガール ゲーデルの不完全性定理」SBクリエイティブ 結城浩/著 さて今回は、ゲーデルという数学者が数学界に絶望と衝撃を与えた「不完全性定理」について書くつもりだが、そのためにはまず、「現代数学の父」と呼ばれる、20世紀の数学を方向づけたと言われるヒルベルトという数学者について触れる必要がある。 ヒルベルトの成したことで有名なものを二つ挙げるとすれば、「ヒルベルトの23の問題」と「ヒルベルト・プログラム」だろう。 「ヒルベルトの23の問題」というのは、1900年のパリ国際数学者会議でヒルベルトが発表した23の問題のことである。23の問題は、その当時未解決だったものであり、これらを提示することで彼は、現代数学を方向づけたのだ。実際、世界中の数学者がこれら23の問題に取り組むことで、新たな数学の地平が広がり、多くの発見が得られた。ヒルベルトが「指導的数学者」と呼ばれるのは、このように数学

    songanman
    songanman 2021/08/10
  • 宇宙にビッグバンを引き起こした「種」とは一体何なのか? | 本がすき。

    『宇宙が始まる前には何があったのか?』文藝春秋 ローレンス・クラウス/著 青木薫/翻訳 我々が生きているこの宇宙がビッグバンから始まった、ということは、もう常識と呼んでいいだろう。ビッグバンというのは、超大雑把に言えば、「凄く小さな“宇宙の種”みたいなものが爆発するように一気に膨張して宇宙が生まれた」という話である。ビッグバン説は、「宇宙背景放射」と呼ばれるものが正確に測定されたことで、ほぼ正しいと認められている。 さてしかし、「宇宙はビッグバンから始まりましたよ~」と言ったところで、まだ疑問は残る。じゃあ、その前には一体何があったのか、ということだ。もう少し具体的に言えば、「“宇宙の種”みたいなやつは突然どっから出てきたんだよ」ということだ。宇宙がビッグバンによって始まる前には、「何もなかった(それこそ空間すらなかった)」はずなのだから、そんなところになんで“宇宙の種”みたいなものが現れ

    songanman
    songanman 2020/08/19
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