購買力平価ベースでの1人当たりGDP(国内総生産)や国際競争力ランキングなどの経済指標から韓国は日本を追い越したという言説が昨今かまびすしい。こうした言説に多くの日本人が不快感や疑問や漠とした不安を覚えるのではないだろうか。筆者は定年退職後に放浪旅の途上で遭遇する韓国人と交流するうちに、韓国人そのものも変化しているように感じている。 今から30年~40年前は、韓国の財閥系商社や大手メーカーのビジネスマンと商談していると彼らの『日本人には負けないぞ』という気魄や気負いを感じたものだ。それは彼らの劣等感の裏返なのだと思った。 フィリピン・韓国友好碑。朝鮮戦争へのフィリピン軍派遣への感謝する とある。フィリピンは7420人を派兵、内戦死116人、負傷229人、行方不明27人 英語学校支配人ケビン君はなぜフィリピンへ 本編第6回でセブの英語学校の支配人、韓国人ケビン君42歳の丁寧な仕事ぶりを紹介し
2022年3月14日、生活保護制度における住居喪失者への差別的対応につき、問題の核心に踏み込む検証報告が発表された。厚生労働省も、現場の実態把握に向けた調査研究への着手を表明した。コロナ禍で生活に行きづまる人たちが増える中で、最後の安全網である生活保護制度はその役割を果たしているのか。検証報告の紹介を通じて、この問題を考えてみたい。 検証報告の正式名称は、「生活保護廃止処分の取り消しに伴う再発防止策についての報告書」という。足立区長の附属機関である同区生活保護適正実施協議会が、区による生活保護廃止処分の問題点を検証し、再発防止策を取りまとめたものである。以下、ごく簡単に事例の概略を説明しよう。更に詳細を知りたい場合は、検証報告を参照してほしい。 コロナ禍で生活に困窮した相談者が区に生活保護を申請し、一時的にビジネスホテルに身を寄せた。区の担当者は調査のためビジネスホテルに連絡したが、本人と
インドがロシアに依存する3つの事情 インドがロシアに対して弱みがあるとしたら、以下3つのことが考えられる。 (1)武器の供給元、対パ武器禁輸として重要 まず、インドにとって武器の供給元としてロシアが重要なことだ。インドは1962年に中国との戦争に負けて以来、ロシアから武器を購入するようになり、70年代~80年代には、その傾向に拍車がかかった。結果、現在使っている武器の60%が旧ソ連製ないしロシア製である。 武器は、高度で精密なものだが、乱暴に扱う。だからいつも整備して、壊れた部品は交換して使うものだ。交換部品の供給が重要だ。また弾薬も撃つから、弾薬の供給も重要である。ロシア製の武器を配備すれば、ロシアからの修理部品と弾薬の供給に依存するのである。 しかも、ロシア製の武器は、他の国で代替できない側面がある。ロシアは、インドには他の国が供給してくれない武器を供給してくれるからだ。例えばインドは
本編は、この論考だけ読んでもわかるのであるが、2月21日に公表した「ロシア製ミサイル配備を決めたインドの深刻な事情」と併せて読んでいただけると、よりわかりやすい、増補アップデート版である。2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始したため、筆者はそれにまつわる、インドのロシアに対する姿勢を分析した。 インドのロシアに対する姿勢は、ロシアの侵攻に対する国連安全保障理事会(安保理)の場において明らかになった。国連安保理では、ロシアを批判し、ロシア軍の即時撤退を求める決議の採決を行った。15カ国中、11カ国が賛成し、反対したのはロシア1国であったから、ロシアが国際的に孤立したのは明らかであった。しかし、ロシアの侵略を批判する決議に対し、3カ国が棄権したのである。中国、アラブ首長国連邦(UAE)、そしてインドであった。 中国やUAEが棄権した理由は推測し易いことだ。中国はロシアを支援しつつ、一方で、
米国とロシアの関係が悪化する中、インドをめぐって1つのミサイルの取引が問題視された。インドがロシアからS-400地対空ミサイルを購入したことである。米国は、トルコがS-400地対空ミサイルを購入した際には制裁を課しており、インドに対しても制裁を課すのではないか、それが米国とインドの関係に大きく影響するのではないか、と危惧された。そして、2021年12月には最初のS-400地対空ミサイルがインドに到着し、22年2月にはインドのパンジャブ州で最初のS-400地対空ミサイルの部隊が創設される予定だ。 実際には、米国はまだインドに制裁を課していない。しかし、制裁を課すのではないかという危惧はかなり以前から議論されていた。 ここで疑問がわくのは、インドと米国が中国対策で協力するようになる中、なぜインドは、米国から制裁をかけられるかもしれない状態でも、S-400地対空ミサイルの購入を強行したのか、であ
元横綱若乃花でタレントの花田虎上氏が、ニューヨークの高級レストランで「人種差別」を受けた体験について、あるテレビ番組で語ったという記事を目にした。 ニューヨークの高級レストランに予約して奥様と出かけた時、案内されたのがトイレの横だったとのこと。だが花田氏は、自分がアジア人だから仕方ない、と思って食事をしたという。ところが会計をした際、10~15%のチップを払ったら、「少ない、いい加減にしろ! って怒鳴られたというのだ。 まず花田氏には、心から同情申し上げる。旅先で奥様と美味しい食事をしようと張り切って行ったのに、不愉快な思い出となってしまってお気の毒だ。いくら花田氏がお金持ちでも食事代はそれなりの金額だっただろうし、それで怒鳴られたというのは、さぞや不快であったことだろう。 どこのレストランだったのか。実際の室内の様子はどうなっていたのか。ウェイターあるいはウェイトレスが、どのような態度を
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