2005年、ロサンゼルスの収録スタジオで『レイト・レジストレーション』をレコーディング中のカニエ・ウェスト(Photo by J. Emilio Flores/Corbis/Getty Images) カニエ・ウェストが「音楽業界とNBAは現代の奴隷船。俺は現代のモーセ」とツイートしたのが9月15日のこと。彼はレコード会社への批判や原盤権の所有などについてTwitterで連日投稿。さらにグラミー賞のトロフィーに放尿する動画をアップし、レーベルとの契約書を公開するなどして波紋を呼んでいる。大統領選出馬でも物議を醸しているカニエだが、今回の戦いは彼にとって吉と出るかもしれない。3人のスターによる前例を振り返りながら、その理由を解説する。 ●【動画を見る】カニエ・ウェスト、グラミー賞トロフィーに向けて放尿 18年前、カニエ・ウェストは本人が言うところの「世界で一番イケてるラップレーベル」ロッカフ