2009年も8月15日がやってきました。 404 Blog Not Found:誠実なる無回答 - 画評 - この世界の片隅に 「夕凪の街 桜の国」を読了したとき、あの戦争を描いた漫画で、あれ以上の傑作はありえないだろうと思ったが、私が間違っていた。 こうの史代を超えたのは、こうの史代だった。 まさしく。『夕凪の街 桜の国』は、2005年頃相当話題になっていて、読んで衝撃をうけたんですが、何が深く心に刺さったのか。 それは、こうの史代さんが『夕凪の街 桜の国』の「あとがき」で述べていたとおり、 わたしは広島市に生まれ育ちはしたけれど、被爆者でも被爆二世でもありません。被爆体験を語ってくれる親戚もありません。原爆はわたしにとって、遠い過去の悲劇で、同時に「よその家の事情」でもありました。怖いという事だけ知っていればいい昔話で、何より踏み込んではいけない領域であるとずっと思ってきた。