ダカール、4年目の試練 ダカールラリーが大きな転換期を迎えました。2005年から勝利を分けあってきた2名のライダー、シリル・デプレとマルク・コマがそれぞれ別の道に進み、二輪クラスでは12大会振りに、誰が勝利しても新たなウイナーが誕生することになったのです。 また、ダカールラリーにとってハイライトの一つだったアタカマ砂漠のあるチリが、豪雨被害などにより通過が難しくなり、完成していたルートを再度制作し直すことになったのです。新ルートはアルゼンチン、ボリビア駆け抜ける15日間、約9000kmで設定され、新たな厳しさを見せることになりました。 復帰4年目の挑戦となるTeam HRCにとって、2015年に総合2位となったものの、届かなかった勝利への挑戦が始まりました。 Team HRCのライダーラインナップは、ジョアン・バレーダ(スペイン)、パウロ・ゴンサルヴェス(ポルトガル)、マイケル・メッジ(フ