オンラインラジオ大手のPandoraは米国時間11月16日、同社より規模の小さい競合サービス「Rdio」の大半を7500万ドルの現金で買収することを明かした。これにより、Pandoraはオンデマンドリスニングを含む複数の新サービスを2016年に公開する予定だ。 今回の買収案件は、自分の聴きたい特定の楽曲を聴くことのできる「Spotify」や「Apple Music」などの競合サービスにユーザーが流れる中で、インターネットの最大のストリーミング音楽サービスであるPandoraが感じる重圧を浮き彫りにしている。2015年6月時点におけるSpotifyのリスナー数は7500万人で、9月時点のPandoraのリスナー数7800万人に肉薄している。Rdioの買収により、Pandoraは現行モデルから脱却したいと考えている。同社のモデルは、ユーザーが特定の楽曲を選択して再生することを常に禁止してきた。