同じ様なことを既に書いた気がするが、まぁいいか。 正しくないことを「正しい」と云うのは正しくない。正義であるのならそれは正しいのだ。 誰かが「正しい」と云うことを批判するのなら、「"正しい"かもしれないけど、正しくないよね」などと云うのは意味不明。批判ではなく詩か何かだろう。批判として云うべきは「正しくない」である。 同様に、他人の「正義」に対して問うべきは「それは果たして正義か?」である。 テクノロジー : 日経電子版 記事の主張には同意するが、その形式が駄目である。 ネットメディアを含めメディアによる「私刑」を批判する言説であるが、この記事自体が批判対象と同じ形式を有している。無限後退、或いはロジカルタイプの混乱。 記事では「正義」と云う言葉が批判的にしか語られていない。無論、括弧に入れられてはいるが、括弧を外した正義を語らなければこの言説自体が括弧付きの「正義」に回収されてしまう。