精神系の薬物療法においては、薬の量が多すぎて、「クスリ漬け」ではないかといった指摘がたびたびなされるが、このごろは子供にも精神的なお薬の投与が広がってるらしいという。厚生労働省研究班の調査では、専門医の約3割が未就学児に「精神薬」(向精神薬の番組用語らしい)を処方している実態があるそうだ。 「発達段階はものすごく薬の影響を受けやすい」 こうした傾向に異を唱える向きもある。 「発達段階にある子供の脳は、ものすごく薬の影響を受けやすい。できるだけ控えたい」(清水誠・児童精神科医) 「子供に薬が効くかはよくわからない。子供向けの臨床試験をしてない。そうしたなかで、長期に投与するのは非常に問題が大きい」(伊藤隼也・医療ジャーナリスト)
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