◆小学校中学年 ◇「へん」じゃないよ--大阪市立苅田小3年・伊藤樹君 この本を読んで、ぼくが一番ショックだったのは、ようち園のままごと遊びで、さっちゃんが、「あたし おかあさんに なる」と言った時、まりちゃんたちが、「さっちゃんは おかあさんには なれないよ! だって、てのないおかあさんなんて へんだもん」と言ったところです。 さっちゃんは、お母さんのおなかの中で、けがをして、右手の指だけができずに生まれました。さっちゃんは、先天性四肢障がい児と言われる子どもです。ぼくは、保育園の時病院で高機能広汎性発達障がいと言われました。ぼくも障がい児です。だから、さっちゃんのことが気になって、この本を読みました。そうしたら、「てのないおかあさんなんて へんだもん」という言葉が出てきたのです。 手のないお母さんの どこがへんなん? 手や足がなくても、目が見えなくても、お母さんやお父さんになっている人は