平成 23 年 4 月 1 日 財団法人日本分析センター 日本分析センターにおける空間放射線量率と希ガス濃度調査結果 日本分析センターでは、 福島第一原子力発電所の事故の影響が 3 月 15 日から、 観測され始めました。 図 1 に 3 月 15 日から 31 日までの空間放射線量率とそれに寄与する放射性核 種を示しました。 3 月 15 日の空間放射線量率の上昇は、キセノン 133(Xe-133)によるもので あることがわかります。 3 月 21 日の降雨後は、地上に付着したセシウム 134 及びヨウ素 131 の寄与が 大きいことがわかります。 3 月 25 日以降、空間放射線量率は、徐々に減少していますが、これは半減期 8 日のヨウ素 131 が減少しているためです。 また、当センターでは、1 週間連続で空気を集め、希ガスであるクリプトン 85 とキセノン 133 を分析していま