マクドナルドの新しいCEOに就任したドン・トンプソン氏(49)は160にのぼるメニューから、今後は骨付きチキンやサラダとチキンのセットなど、チキンをメインとした戦略に転換する旨を語った。 ヨーロッパでのチキンメニューが好調な点や、アメリカ人がよりコストの安いチキンを好む傾向にあるのを受けてというのは建て前。本音はアジア経済の低迷で最近のマックの成長率は5.2%と伸び悩み、新店舗の展開、売り上げ共に頭打ちとの現状によるものとされる。 ともあれチキンにはヘルシーなイメージが定着しており、事実ビックマックが550キロカロリーなのに対し、チキンナゲットは6個で280キロカロリーと、健康志向が高まる米国に於いてもチキンを取り入れたメニューは大人気だそうだ。 マクドナルドのみならず、全体的に鶏肉の消費量は伸びており、米農務省の見込みでは2013年には個人の年間消費量は1.7%伸び、平均37kgに達する