円安や格安航空会社(LCC)の増便で急増している京都の外国人観光客の間で、100円ショップが人気だ。「安くて品質がいい」と手頃な京みやげに喜ばれているのが理由で、売れ筋は“ジャパン”的イメージの強い扇子やこけし人形、折り紙など。店側は土産物として販売しているわけではないが、まとめ買いで品薄になる商品も続出。口コミや日本通のブログを見て上手に100円ショップを利用する外国人観光客の姿が浮かび上がる。(山上直子)日本的な品物が人気 「こけしの人形やストラップなどは日本人で買う人は少ないのですが、外国人のお客さまには大人気。キーホルダーは完売で入荷待ちです」とうれしい悲鳴を上げるのは、京都駅南に隣接する「イオンモールKYOTO」内の100円ショップ「ザ・ダイソー」店長、津崎久美子さん(48)。郷土人形のこけし風で、おかっぱ頭のいかにも日本人的な女の子のデザインが人気の理由だ。 最も人気があるのが