前回 RAID に関するちょっとした話を書きましたが個人が巨大なストレージを運用するにあたって得られたノウハウをだいたい全部書いておきます。 そもそもメリットあるのか? メリットはあります。金です。 Google Drive は安いですが、それでも 1TB 月 1000 円です。しかし運用にかなり制限がでます。柔軟に使える Amazon Web Service ならその 3 倍+転送量課金です。 16TB だと月 5 万円もかかってしまいます。ちなみにもっとも柔軟に使える EBS だと 16TB で 83000 円ぐらいです。 Google Compute Engine の低冗長性ストレージは S3 より少し安かった気はするけど別にとても安いわけではなかったと思う(よく覚えていないし調べるのがめんどくさい)。 50TB のストレージを Google Drive でごまかしごまかし運用したと
Western Digital の GREEN シリーズの HDD は大変に安価なことで知られていますが、エラー訂正のために無反応になることがあるために RAID の構築には使わないようにとメーカーから警告されていることはよく知られています。 ですがまあそんなことは知ったこっちゃないわ金ないし WD GREEN で RAID 組むわみたいな風に考える人もいることでしょう。 私もその一人で、現在 26 台の HDD を用いて mdadm と LVM を用いて 54TB のアレイを構築して 24 時間 365 日稼働させています。ちなみに現在空き容量は 14TB ほどで 40TB のデータを自宅にためていることになります。 システムが現在の構成を取るようになってから 3 年ほどは経過しており、その間増設に増設を重ねて、全体としては安定して稼働しているといえます(個人のサーバーおよび録画システム
最近話題になっていた HDD を毎月 12TB 消費する人についてですが、僕が今手元のファイルを計算してみたところ、 無料のアニメを全部録画して MPEG2-TS で保存した場合、月間 3000GB 〜 4000GB ぐらい必要 という感じになります。なんで曖昧な数字しか出せないかというと 720p の MP4 に変換してしまっているからです。だいたいエンコードで 1/7 〜 1/9 ぐらいまで圧縮していて、手元のアニメが月間で 430GB という数字だったので上記のような数字が出てきます。 僕はそれ以外にもいろいろ録画していて、直近一ヶ月の実績として月間 1250GB ほど録画しています。エンコード後の数字なので TS で保存すれば 10000GB 〜 14000GB ぐらいになるんでしょうか。 というわけで実感として 12TB の HDD を毎月消費するというのはそんなにありえない量で
2013年に起こりうるRAID・サーバ機の障害傾向予測をデータ復旧専門の「日本データテクノロジー」に聞いてきました。どのRAID構成が壊れやすく、どんなRAID構成を組めば、データ復旧がしやすいかなど、いろいろとインタビューし、実際にデータ復旧をしている社内も見学してきました。 詳細は以下から。 データ復旧.comはデータの復元実績No.1|日本データテクノロジー http://www.ino-inc.com/ ◆インタビュー GIGAZINE(以下、G): それではまず、日本データテクノロジーさんとは、どのような会社で、どのような実績があるのか教えて下さい。 復旧部門 技術開発部門 総責任者 西原世栄さん(以下、西原): 私たちは、壊れてしまったHDDからデータを復旧させるサービスを提供しています。官公庁・上場企業様がメインのお客様ではありますが、「絶対にデータを復旧したい」と希望される
複数台のハードディスクを組み合わせて利用することで、万が一ハードディスクが故障してもデータを失わずに済むといわれる「RAID」は、企業のシステムに広く用いられているだけでなく、最近では市販の外付けのハードディスクにも採用されており、個人でも使う機会が増えてきました。 これらのシステムを利用してテラバイト級のデータを保存しているデータ量が大きければ大きいほど、故障すると大量のデータが失われてしまう危険性があるわけですが、どの様にバックアップをするのがいいのでしょうか。 より確実にバックアップをとるコツや、万が一の際にはどう対処すればよいのかを、過去1万台以上ものRAID復旧の実績を持つデータ復旧専門会社「日本データテクノロジー」の内部に潜入し、技術者の方々にいろいろと聞いてきました。 詳細は以下から。データ復旧|PC・サーバー・RAID機器のハードディスク復旧ならデータ復旧.com 日本デー
先月2TBモデルのHDDがコンスタントに1万円を割り込む価格で販売されていることをお伝えしましたが、すでに9000円を割り込んでいる価格で販売されていることが明らかになりました。 さすがに6月末に「sofmap.com」で特価商品として限定販売されていた際の価格である、8480円とまではいきませんが、特に台数を気にする必要が無く、好きな時に買えるというのは、なかなかうれしいのではないでしょうか。 詳細は以下から。 価格.com - WESTERN DIGITAL WD20EARS (2TB SATA300) 価格比較 大手価格比較サイト「価格.com」によると、2TBモデルHDDの中で最も安価となる、64MBキャッシュを搭載したWestern Digital製HDD「WD20EARS」が2010年7月17日16:30現在、8894円で販売されています。 価格変動履歴はこんな感じ。5月中旬ま
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