タイの首都バンコクでは、14日から若者たちを中心に大規模な反政府デモが続き、首相府に面する道路を占拠していましたが、政権側は15日朝早く5人以上の集まりなどを禁じる緊急の措置を発表し、警察がデモ隊の排除に乗り出しました。 タイでは若者のグループがプラユット政権の退陣や王制改革などを求めてデモを繰り返していて、バンコクでは14日、再び大規模なデモが起き、デモ隊が首相府に面した道路を占拠しました。 これに対してタイ政府は現地時間の15日午前5時前、日本時間の午前7時前に5人以上の集まりなどを禁じる緊急の措置を発表し、警官隊がデモ隊の排除に乗り出しました。 現場で取材にあたっているNHKの取材班は、警官隊が盾を構えながら道路をゆっくりと進み、デモ隊を排除する様子を確認しました。 警察は現場にいた複数のリーダー格の人物の身柄を拘束したという情報もあり、デモ隊の反発が予想されます。