若林大臣記者会見録(平成18年11月21日) 1.発言要旨 本日の閣議ですが、一般案件4件、国会提出案件8件、政令4件、人事と配付資料がありました。 政令で環境省主請議のものとして、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令」、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律施行令の一部を改正する政令」、「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律施行令の一部を改正する政令」がありましたが、内容については事務次官の方から説明をしておりますので省略します。 閣議で、外務大臣からAPEC首脳会議出席についての発言とITER事業の共同実施のためのITER国際核融合エネルギー機構の設立に関する協定の署名についての報告がありました。この件に関して、科学技術政策担当特命大臣と文部科学大臣から発言がありました。 財
若林大臣記者会見録(平成18年11月24日) 1.発言要旨 おはようございます。 本日の閣議案件は、一般案件1件、国会提出案件11件、政令6件、人事と資料配付でした。環境省の案件は、主請議、共同請議ともにありません。 主だった発言としては、内閣府特命大臣から食育推進施策について、いわゆる食育白書の報告がありました。これは初めてのものですね。それから、犯罪被害者週間を実施するということです。 財務大臣からは、19年度予算編成に係る財政制度等審議会、財政制度分科会の建議があったという紹介がありました。 また、閣議に先立って地域活性化に関する関係内閣での協議会があり、その報告として、地域活性化担当大臣から地域活性化策に関する政府の取組について状況の報告と、関係閣僚へ協力の要請がありました。具体的には、経済産業大臣、農林水産大臣、総務大臣、それから総理大臣から最後に締めくくりで、施政方針演説にも述
2004年に5%増加を示したアジアパシフィックの石油需要は、2005年には2%とその勢いを低下させました。しかし2006年には3%を越える需要増加になると、ホノルルに本拠を置くFACTS社はレポートしています。 2005年の減速の原因は石油価格高騰と各国の補助金廃止によります。アジア諸国では石油製品に補助金を出すことで内外の価格差が大きくなっていました。これにより密輸の横行や石油製品の不正使用がはびこっていましたが、各国製油は国内石油製品の値上がりにつながる補助金の廃止には後ろ向きでした。どこの国の政権でも国民から政治的非難を受ける政策は取りたくないものです。 しかしここにきてタイやインドネシアでは予算的制約から補助金の大幅削減や廃止を行なっています。これによって石油製品の国内価格は上昇し、それにつれて石油需要にブレーキがかかりました。さらに一部の国々では価格高騰に後押しされて代替燃料の導
中国政府(財政部)は11月1日から一部の輸出入商品の暫定関税率を調整し、その結果、木製フローリング、使い捨て割り箸などには輸出関税10%をかけることになったそうです。 出典:原油、石炭、コークスなどの製品の輸出関税5%上乗せ(新華通信ネットジャパン) ついに来るべきときが来たという感じがします。中国は既に昨年12月と今年3月の2回、合計で5割という大幅な値上げをしています。日本の割り箸は今や99%中国からの輸入ですから、もはや日本はそれに抗えません。値上げを飲むか、割り箸を諦めるかです。 コンビニの中には有料の割り箸を置くところも出てきましたが、無料の割り箸も併用しています。というか、無料の方が圧倒的多数です。完全に有料性に切り替えるということろは、まだ出ていないようです。しかし、居酒屋チェーンでは、割り箸をやめて塗り箸に切り替えたところもあるようです。 ■「割り箸」急騰 「マイ箸」急増
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第34回 「中国の社会不安」の読み方――米国議会の報告書から 国際問題評論家 古森 義久氏 2006年11月14日 米国の様々な機関が中国をきわめて気になる国とみて研究や分析に努めることは、この連載コラムでも繰り返し伝えてきた。米国にとって、中国は敵とも友とも、脅威とも機会ともなりうる独特の存在なのである。もっともこうした認識は日本も同じだろう。中国とは何なのか、中国はどうなるのか ―― これは21世紀の最大の命題の一つであろう。 さてその中国から最近しきりに伝わってくる動きに社会の不安というのがある。中国の社会に波紋を広げ、政治体制を揺さぶる抗議デモ、スト、暴動などである。 例えば、以下のような実例がある。いささか旧聞に属するが、香港の各新聞が2005年4月に報道した事件である。 「4月10日、上海の南にある浙江省東陽の村で農民約4万人が暴徒化し、治安当局と激しく衝突し、約
このほど開催された「第3回中国環境と発展国際協力委員会」の第5回会議において、中国環境と発展・回顧と展望の課題チームが報告書を作成した。同報告書は「現状の経済成長と資源環境の消費動向からみて、中国の資源環境は2020年に大きな問題に直面するだろう」と指摘。大きな問題として以下の8つの分野を挙げた。 (1)エネルギーの安全保障は楽観視できない。大気汚染は日増しに悪化し、温室効果ガス排出削減の圧力が高まる。 (2)水資源の不足と浪費が問題となり、水質汚染が目立ち、水資源の過度な開発と生態系の悪化により、問題がさらに悪化する。 (3)生活ゴミ、工業廃棄物と危険廃棄物の排出が急速に増加する。 (4)生態系に対する管理機能が悪化し、絶滅の危機に瀕する種の割合が増加し、外来種の侵入により生物の多様性が激減する。 (5)室内環境汚染、オゾン汚染、水銀汚染および環境問題によっ
このブログを見て頂いて方は当然ご存知で、私は上海の近郊の江蘇省に住んでいます。 住んでいると言っても、仕事で会社の出向社員としてこの地に駐在しているのですが。 これまた皆さんご存知の通り、ここ中国は近年急激な経済発展中であります。 私が13年ほど前、最初に訪れた中国の地は、今私が良く通っている上海サーキットがある上海市嘉定区。 当時、虹橋国際空港に降りた訳ですが、すでに日が落ちており嘉定区までに約2時間。かつては高速道路も無く途中から未舗装の道路を街灯も好く点ってない道を車で時速100km/hぐらいで飛ばしていました。かなり怖い思いをして車に乗っていたのを思い出します。 その後、この地に来るたびに高速道路が延び、今では虹橋国際空港⇔嘉定区は40分もあれば十分に行き交い出来ます。私が居る街までも高速道路が出来、高速バスで上海市内まで2時間半。 この高速道路の伸びは、激しく発展する中国を象徴す
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