仙台市泉区で4月、常盤木学園高校教諭、松本秀夫さん(56)が殺害された事件で、松山哲士容疑者(38)=殺人容疑で逮捕=が宮城県警泉署捜査本部の調べに対し、松本さんの40代の妻について「自分たちの犯行だと知っていたはずだ」という趣旨の供述をしていることが11日、捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は、妻が事件に関与した疑いがあるとみて、近く本格的な事情聴取に乗り出す。 捜査関係者によると、妻は、松山容疑者や梅原啓容疑者(27)=同=と数年前から顔見知りで、事件後も頻繁に会っていた。梅原容疑者は「妻から(松本さんへの)不満を聞いていた」と供述。捜査本部は妻から詳しく事情を聴く必要があると判断、殺人容疑での立件も視野に慎重に調べる。 松山容疑者は十数年前に学習塾を経営。松本さんが数学の講師で、梅原容疑者が生徒だった。その後、両容疑者が松本さん方を訪れ、家族ぐるみの付き合いに発展。松山容疑者は松