印刷 地滑りしている山の斜面。手前は避難勧告が出された住宅街=13日午前11時33分、新潟県上越市、朝日新聞社機から、関口聡撮影 新潟県上越市板倉区国川で起きた地滑りは、山すその民家5棟を含む11棟を巻き込んで壊し、13日も土砂や雪の塊が動き続けた。 地滑りの規模は幅150メートル、長さ770メートル以上。土嚢(どのう)を積み上げて広がるのを防ごうとしているが、止められていない。12日午後7時から13日午前7時までに1時間平均で63センチ動き、同日午前7時〜午後2時は同16センチに速度が落ちた。それでも、土砂などは集落を越えた先の県道に達し、さらに民家1棟に迫っている。 一帯では21世帯80人に避難勧告が出ており、15世帯52人は農業関連施設や親類宅などに避難している。 県は山の斜面をボーリングし、地滑りの原因となった雪解け水を抜く作業を急ピッチで進める。北東側の別の集落前にも24