紙袋からシャボン玉まで……猫が喜ぶマタタビグッズ - 日経トレンディネット
クローニン真木が実家に住んでいた頃、食器棚の中には誰かから頂いたという、琥珀色の液体が入った小さな瓶がありました。 「これ、なに？」 「さあ？ なんか果実酒らしいんだけど。なんだったか忘れた……」 そんな会話もあって、家族の誰も手をつけずに、ずいぶん長い間放置され続けていた記憶があります。しかし数年後、猫を飼いはじめた我が家。ある日、その猫がこの小瓶を発見し、急にゴロゴロ言い出したかと思うと、体をその小瓶にすりつけてうっとりしだすではありませんか。 「あー、マタタビ酒だったんだ！」 謎って、本当に意外な形で解けちゃうものですねぇ。 ……と、なんでこんな話をいきなりしているのかと申しますと、今回はこのマタタビに関連があるからです。そう、日本では猫が喜ぶものといえば、このマタタビですが、欧米では、キャットニップ（和名：イヌハッカ）というハーブがこれにあたります。両方とも、猫が興奮する成分が入っ
昔懐かしいお絵かきボード機能が付いたスマホケースが売れている - 日経トレンディネット
使用するための特別なソフトなども不要で、セットすればすぐに使い始めることができる（画像クリックで拡大） パソコンショップ・通販のドスパラ（東京都千代田区）が2014年3月3日に発売した「お絵かきボード付き iPhone5S/5用ケース」が、発売から2週間で販売目標の120％を売り上げ好調だ。 1970年代後半（昭和50年代）に発売された“お絵かきボード”は、磁気ボードにマグネットペンで絵や文字を描くことができる知育玩具。レバーを左右にスライドするだけで描いたものを消すことができ、紙やペンを使わず何度でも描き直せる手軽さや新鮮さで当時の子供たちから人気を集め、その後も進化しながら40年近く子どもたちに愛用されてきている。 そしてこれをiPhoneケースと一体化したのが、お絵かきボード付き iPhone5S/5用ケースだ。背面にある白いボード部分を付属のペン先でなぞると絵や文字が書け、下の突起
水着のハードルを下げた!? “洋服みたいな”スクール水着が登場した背景 - 日経トレンディネット
女子用スクール水着のトレンドは「スカート付き」。学校用水泳用品メーカーの大手、フットマークはこの3月、小中学生を主な販売対象に、「洋服みたいな水着」とうたう新商品をネット限定で発売した。特徴は、キャミソール風の細い肩ヒモ、体のラインをすっぽりカバーするAラインのスカート。しかも太ももを隠す、股下のあるパンツがスカートにくっついている。これ、女子がよく着る洋服の「チュニック＋スパッツ」のイメージだという。 女子スクール水着のトレンドは「スカート付き」 女子用スクール水着といえば、昨年フットマークを取材した記事を思い出す読者もいるだろう。第1回で「学校の指定水着における変化と、その最前線スタイル」、第2回で「“水着自由化”の傾向に対応して登場した斬新なダブルフレアスカートワンピース」を取り上げた。 同社では、女子中学生から「プール授業で着たい水着」に関する意見を集め、企画に生かしている。回答は
お風呂に浮かべるだけで皮脂を取るゆるキャラ人形が完売 - 日経トレンディネット
ゆくりんの背面にはファスナーがあり、開いて中身を取り出してそれぞれ丸洗いすることで、吸着性能を回復することができる。カラーは「びびりん\-ピンク」「ざぶざぶ\-ブルー」「のほほん\-イエロー」の3種、大きさは約26×9×4\.5cm（画像クリックで拡大） 前日の残り湯を追い焚きしたり洗濯に使い回しをしようとして、うっすらと見える汚れや匂いが気になる……そんな経験はないだろうか。その気になる問題をぬいぐるみを浮かせて置いておくだけで解消できるグッズが完売状態となっている。 積水樹脂から発売された「お風呂用皮脂取り ゆくりん」は1体1890円（税別1800円）と家庭用グッズとしてはやや割高な価格設定だ。しかし2014年3月1日に発売されると、3カ月での販売を想定していた初回生産分6000個が想像以上のスピードで売り切れた。 ゆくりんの発売元である積水樹脂の担当、野杁達郎氏によると「震災以降、市
韓国で大ヒットした“たたき割る”スイーツが西日本から売れている - 日経トレンディネット
おしゃれなパッケージ（別売210円）もあり、手土産などにも利用されている。専用ハンマーも小サイズ1170円、大サイズ2500円で販売中（画像クリックで拡大） ハンマーを使ってたたき割る食べ方が非常にユニークな、チョコレート菓子「SCHNEEBALLEN（シュネーバレン）」が、2013年9月に日本初上陸、百貨店の岩田屋（福岡市）で多い日には1日800個売り上げているという。 シュネーバレンのルーツは、ドイツで300年以上前から伝わる伝統菓子「シュネーバル」。平麺のような細長い生地をボール状に丸めて油で揚げ、砂糖をまぶしたものや、チョコレートでコーティングしたものだ。やわらかい口当たりのこのお菓子を、韓国で大胆にアレンジ。多彩なフレーバーやコーンフレークのようなクリスピー食感、さらにハンマーでたたき割るという食べ方の演出を加えた。このアレンジが功を奏し、2012年には新世界百貨店（ソウル市）で
ハーゲンダッツまで！ 大手メーカー「コンビニ限定商品」の狙いは？ - 日経トレンディネット
この記事は「日経トレンディ」2014年2月号（2014年1月4日発売）から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。 2013年10月、セブン‐イレブン専用の高級アイス「ジャポネ〈抹茶アズキ〉」が発売されるや、アイスクリーム業界に激震が走った。ハーゲンダッツジャパンが特定の小売りチェーン専用商品（留め型）を作る例はなかったからだ。 コンビニが強力な販売力を握るようになった今、有力メーカーがプライベートブランド（PB）や留め型を製造する構えを強めている。コンビニ側からすれば、「PBや留め型は、他チェーンとの差別化につなげる重要なアイテム」（セブン‐イレブン・ジャパン飲料・加工食品部の岡嶋則幸シニアマーチャンダイザー）だ。
リケジョが仕掛ける“蒸し器”革命が進行中 - 日経トレンディネット
IH調理器専用の蒸し器「ムッシャー」。様々な食材の風味やみずみずしさを失わず簡単蒸し料理を作れる。ヨドバシカメラなど大手家電店で販売。3個セットで780円 本格的な蒸し料理が味わえると、大手家電店の調理家電コーナーをにぎわせているのが、IH調理器専用の使い切り蒸し器「ムッシャー」だ。開発元は、容器メーカー最大手の東洋製罐グループホールディングス。牛乳パックなどの一部の製品を除き、缶、ペットボトル、紙製品、瓶など、スーパーマーケットやコンビニなどで陳列されている数多くの飲料や日用品に採用され、実はわれわれにとってかなり身近な企業だ。 ムッシャーも見た目は、シンプルな容器といった風だが、実は実力派の蒸し器。発熱体のアルミ部分にさりげなく搭載された安全対策や、加熱効率の向上などに、同社の技術力が注がれている。 BtoBの製品が多い同社にあって、ムッシャーは消費者向けの商品を開拓する新規事業の一つ
アップル、iPhoneをクルマで使う「CarPlay」発表。音声で大半の操作が可能 - 日経トレンディネット
自動車内でiPhoneが利用できるシステム「CarPlay」が発表になった。対応する自動車は、国内外のメーカーからお目見えする アップルは2014年3月3日、自動車内でiPhoneを安全に利用するためのシステム「CarPlay」を発表した。手持ちのiPhoneをCarPlay対応の自動車に接続することで、電話の着信や発信、メッセージの送受信、音楽などのマルチメディアコンテンツの再生、ナビゲーションなどが利用できる。Siriを利用した音声認識や、ステアリングに搭載した専用ボタンで大半の操作ができるよう工夫しており、運転時に視線を前方からそらさずに操作できる「アイズフリー」に仕上げている。対応機種は、Lightningケーブルでの接続に対応したiPhone 5/5s/5cの3機種。iPhoneは、iOSのアップデートでCarPlayが利用できる予定だ（アップデートの時期は未定）。 3月4日から
調理家電売り場の「謎の新製品」は激うま蒸し器!? - 日経トレンディネット
家電量販店の調理用品売り場は、アイデア商品の展示場だ。時短、省スペースなどを目的に工夫を凝らした新製品がずらりと並び、いまや家電大好きの男性客までが好んで訪れる売り場に変わってきている。 その“家電オヤジ”の筆者がよく行く大手カメラ量販店のIH 調理器の売り場に昨年末あたりから置かれて始めたのが、「ムッシャー」だ。一見、何の変哲もない保存用のプラスチック容器に見えるのだが、パッケージをよく見ると「IH専用使い切り蒸し器 ムッシャー」と書かれている。 ほかにも「本格蒸し器」「圧倒的熱効率」「安全」を謳っているが、ティファールのスチームクッカーやレンジ用のシリコンスチーム鍋など、ほかの蒸し器のライバルたちに比べると、かなりシンプルなつくり。これで本格蒸し器になるのかと心配になってしまうが、価格は3個入りで780円とお手頃価格。ここは1セット買って、試してみることにした。 袋から取り出したムッシ
極上のなめらかさにうっとり！ スープの味わいが驚くほど変わるスプーン - 日経トレンディネット
金属を磨く技術で世界に名を馳せた、新潟・燕三条地域でつくられているカトラリー（洋食器）ブランド。「ヴェルーテ」の製品は、写真の「スープスプーン」（希望小売価格1313円）のほか、フォークやナイフを含めて全25種類 小林工業の商品サイト：https://www.luckywood.jp/products/stainless_veloute.html 新潟のイタリアンで、驚きのカトラリーに出会った！ 持つべきものは食いしん坊の友である。 フードエディター＆ライターのハシクレである私が、「この人が『美味しい』というモノに、ハズレなし！」と、絶大な信頼を置いている友人のひとりが、映画監督・映画感想家の大林千茱萸さんだ。何を隠そうこのお方、多忙な本業の傍ら、フランス料理とマナー（国際儀礼）の教室まで主宰している、食のプロ。実はお互いの食道楽が高じて、「ホットサンド倶楽部」という、ホットサンド愛好活動
米国で50万個売れた便利なキッチン用品が日本初上陸で早くも話題 - 日経トレンディネット
新しいアイデアキッチン用品が次々と発売されるなか、米国で50万個以上を販売したヒット商品が話題だ。輸入雑貨の販売を行うKTM（岐阜県瑞穂市）が2014年2月4日から日本総代理店として発売を開始したシリコン製のクリップ式噴出口「汁ポーイ」がそれだ。 使い方は簡単で、上部をつまんで鍋などにクリップ。あとは排出口の溝を鍋などに隙間なく密着させればOKだ。パスタなど麺類を茹でた際に使ったお湯を捨てるときや、ベーコンや肉などからでる余分な脂を取り除く際に利用できる。網目の部分を取り外せば、パンケーキなどのたねの流し込みに使えるほか、調味料や汁類の入れ替え時に漏斗のような使い方も可能。クリップは鍋やボウル、フライパンなどのサイズにより2段階に移動できるので、用途は広い。 スプーン置きを兼ねた取り外し可能のストレーナー（こし器）が付属。素材は高品質の調理用シリコンで、167℃まで耐えられ、食器洗い機でも
「ポテサラ専門店」に男が殺到!? “高級フレンチフライ店”にも行列の理由 - 日経トレンディネット
フレンチフライ、ポテトサラダといえば、ポテト料理の代表的存在。しかし、この2大定番メニューに新しい波が起こっているのをご存じだろうか。 2013年12月2日、広尾にフレンチフライ専門店「アンド・ザ・フリット」がオープン。オープン当日から長い行列ができ、2カ月たった今でも週末は1～2時間待ちになるほど盛況だ。 次いで12月14日には自由が丘にポテトサラダ専門店「ポテトクリーム」がオープン。こちらも11時のオープンと同時に客が詰め掛け、15時には売り切れてしまう日もあるという。 フレンチフライはファーストフード店で食べられるし、ポテトサラダはどの居酒屋やデリにもあるメニューなのに、なぜ専門店に客が殺到するのか。これまでのポテト料理といったいどこが違うのだろうか。
“サバ料理しかない店”、繁盛のカギは「クラウドファンディング」!? - 日経トレンディネット
2014年1月8日、大阪・福島にオープンしたサバ料理専門店「SABAR（サバー）」が話題を集めている。 シメサバや塩焼きといった定番料理はもちろん、トマト煮、フリット、サラダなど世界各国の料理でアレンジした38種類のサバ料理を味わえる。使用するサバは身が軟らかく、脂がよくのったトロサバのみ。トロサバという名称も消費者の間ではまだ浸透していないが、「サバの概念を覆すうまさ」と近隣のビジネスパーソンの間で評判だ。 トロサバは、9～12月が旬の真サバのなかでも脂質含量が21％以上のサバのこと。水温が低いほど脂肪を多く蓄えるため、東北近海などの寒流で育ったサバが多い。なかでも、日本最北端の冷涼な漁場で獲れる青森県の「八戸前沖さば」が代表的だ。八戸漁港から数キロ離れた沖合の漁場で獲れ、1本釣りで活け締めにするため、巻き網漁で大量に捕獲されるサバとは違い、新鮮なのが特徴。ブランドサバでは豊後水道の「関
世界初のミドリムシ入りヨーグルトが売れ過ぎて一時品切れ - 日経トレンディネット
「ユーグレナ＆ヨーグルト（100g）」128円。59種類の栄養素や、注目成分“パラミロン”を含むユーグレナ（ミドリムシ）をヨーグルトに配合。アピタ、ピアゴ、サークルK、サンクスの全店と、ファミリーマートの沖縄を除く全店にて発売中（画像クリックで拡大） 世界で初めて、ミドリムシ（学名：ユーグレナ）の屋外大量培養技術の開発に成功したバイオベンチャー企業「ユーグレナ」（東京都文京区）は、伊藤忠商事と共同で、世界初のミドリムシ入りヨーグルトを開発。2013年10月15日、協同乳業から「ユーグレナ＆ヨーグルト」を発売したところ、予想以上の売れ行きで一度は品切れになった。その後、2013年12月3日に再販を開始した。 ミドリムシは、植物と動物の両方の性質をあわせもち、59種類の栄養素を持つ珍しい藻類。ユーグレナの出雲充社長は18歳のときにバングラデシュで深刻な食料問題を目撃し、それを解決する素材を模索
「STAP細胞」報道から見える日米の“科学レベル”の違い - 日経トレンディネット
食、医療など“健康”にまつわる情報は日々更新され、あふれています。この連載では、現在米国ボストン在住の大西睦子氏が、ハーバード大学における食事や遺伝子と病気に関する基礎研究の経験、論文や米国での状況などを交えながら、健康や医療などさまざまな疑問や話題を、グローバルな視点で解説していきます。 第6回は「STAP細胞」報道について。 ご存じの通り、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター（理研CDB）の小保方晴子・研究ユニットリーダーらによる「STAP細胞」の報告は、世界中の注目を浴びています。博士らは、細胞にストレスを与えて体細胞を初期化することで、すべての細胞に分化できるSTAP細胞を作製しました。それ以前、2012年に、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授は、あらゆる細胞に変化できる万能細胞のiPS細胞を作製しました。両者の最大の違いは、iPS細胞は胎盤の細胞には分
割引だけじゃない！ 見放題から体感型まで、シネコンの新たな取り組みに注目 - 日経トレンディネット
1つの建物の中に複数のスクリーンを持った「シネマ・コンプレックス（シネコン）」。シネコンは、3Dや立体音響など最新設備でさまざまな映画を提供することができ、また商業施設と併設していることも多いことから、映画をより身近なものにした立役者だ。 実際、映画館の入場者数はシネコンの普及とともに増加し、2010年にはこの30年で最も多い1億7435万人を動員。その間、シネコンの数は急増し、国内のスクリーン数3290の内、実に8割以上をシネコンのスクリーンが占めているに至っている[注1]。 しかし、そのシネコンが転機を向かえている。入場者数は、2011年に1億4473万人と大きく減らした。2012年は1億5516万人と盛り返したものの、2010年の数字には及ばなかった[注1]。既存の一般映画館を淘汰しながら成長してきたシネコンだったが、近年「シネマサンシャイン茂原」「太田コロナシネマワールド」などが閉
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