湯浅政明、白石和彌、沖田修一、山田尚子……気鋭の映像作家が送る作品の音楽を次々と手がけ、ソロ名義・agraphでも先鋭的な電子音楽作品を発表する牛尾憲輔さんに、今回インタビューの機会を得ることができた。 最新作は2022年1月よりフジテレビ系「+Ultra」枠で放送中のテレビアニメ『平家物語』(山田尚子監督・サイエンスSARU制作)。山田監督とのタッグは『映画 聲の形』『リズと青い鳥』という2作の劇場公開作品に続き、3作目となる。物語や世界観を(時には物理学や数学の言語も用いて!)抽象的なレベルで共有し制作に入っていくという手法は、今回も健在。しかしながら劇場作品と異なり「オートクチュールではない」(牛尾さん談)テレビシリーズ音楽の特性上、異なる発想も求められたとのこと。西洋楽器とは異なる響きを持つ和楽器とのコラボレーションも、新しい挑戦となったという。 アニメ『平家物語』PV ソニーが開
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