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ブックマーク / note.com/dog_song_jack (1)

  • 筒井康隆論(序)|石井和良

    はじめに このテキストは「筒井康隆論」の序章にあたる部分です。 ミステリーのネタバレなど、ストーリーに触れている部分が数多くあります。その点諒解の上、ご覧ください。 ※ストーリーに触れた部分があまりに多いので全体はkindle版として公開中です。 「筒井康隆論」 諜報 「コレラ」と『家族八景』自分の意志でやっていると思っていることが実は操られているだけなのではないかという感覚が筒井作品を貫いている。 筒井作品の登場人物たちは、時として操る側であり、時として操られる方である。操り、操られるという関係性のドラマが筒井作品の中核を為し物語を駆動させていく。 「七瀬シリーズ」(『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』)の主人公火田七瀬はスパイである。といっても、無論社会的な地位としてのスパイだと言うのではない。彼女は精神感応者、テレパス(相手の心を読む能力を持つ人間)である。彼女は、その能

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