2022年7月31日に、福岡県の糟屋郡(かすやぐん)にある「志免炭坑跡(しめたんこうあと)」を訪ねました。志免町の炭鉱に関する史跡をめぐって、のちに調べながら記事を書いていると… 戦時中は軍艦の燃料として石炭が多量に必要であったこと、筑豊だけでなく糟屋郡にもたくさんの良質な石炭が採れていたこと…などがわかってきました。 下の図は志免炭坑跡における、現在の配置図です。現在はシーメイトという福祉施設内に、これら志免炭坑の史跡が保存されています。 第八坑連卸坑口跡 場所:福岡県糟屋郡志免町志免 座標値:33.591153,130.486485 下に記している案内板の説明を読んでみると、この坑口からは、トロッコを使ってボタ(廃棄する石)を坑内から出したり、人や資材を運び入れたり出したりしていたということです。トロッコを稼働させるためには、巻上機というのが必要で、これが坑口からすこし離れた場所に設置