お嬢さん、モテ、鈍感力、恋愛
会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな? ------------------------------------------------------------ <AMAZONの内容紹介より> 日興コーディアルグループ、日本航空、NOVAの決算数字を俎上に乗せ、 中央青山監査法人を筆頭とした大手監査法人の現状にも舌鋒鋭く迫る。 2007年2月、みすず監査法人(旧中央青山監査法人)の解散が発表された。 日興コーディアルグループが、粉飾決算に関連して証券取引等監視委員会 から史上最大の5億円の課徴金処分を勧告され、特別調査委員会が監査を 担当した旧中央青山監査法人が事件に組織的に加担していたと 報告書で明らかにしたことがきっかけとなった。 日興コーディアルグループの「粉飾」を最初に暴いたのは誰か。 それは、本書の著
山椒魚戦争 (岩波文庫) 作者: カレルチャペック,Karel Capek,栗栖継出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/06/13メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 34回この商品を含むブログ (50件) を見るこれも飛行機の中で一気読み。 タイムスパンは大体10年から15年くらい。おそらくは第一次世界大戦の前くらいから話がはじまり、第一次大戦後ドイツが力をつけていくあたりの世界が描かれています。 南海の孤島でひっそりと絶滅を逃れて暮らしていた海生山椒魚。背の低い人間くらいのその動物は、直立してあることができ、教えれば取引すら可能な知性を持っていました。それを利用して一財産当てようとする人たち。事業は成功し、拡大し、あまりのスピードに市場は値崩れを起こし、急激な山椒魚産業の転換をもたらします。 幾何級数的に増える山椒魚を使って各国で大規模かつ激烈な海岸線開発が行われます。そ
会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな? いつもご覧下さり誠にありがとうございます。 本日、丸善に行きましたらこの本が出ていました。 2年前、このテーマの論文を紹介させて頂いた私にとっては 「やっと出して頂けましたか!」と感慨深いものがあります。 ↓ ↓ ↓ http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32079054 ・・・・・「QOE<利益の質>分析」。 「利益の質」をググりますと、私が2年前に書いたネタと共に、 この本の著者である一ノ宮さんが書かれた論文が上位に掲示されますので それもご参照ください。 <日本政策投資銀行HPより> 利益の質による企業評価 http://www.dbj.go.jp/japanese/download/pdf/economy/24_3all.p
ちょっとネット厨毒のみなさんに合わせてエントリー題名一部茶目っ気を発揮しました(わからない人はスルーしてかまいません)w。それはさておき高橋さんの新書をたまたま本屋で見かけたのですかさず購読。『財投改革の経済学』>『さらば!財務省』>本書、と難易度と値段の大きさが並んでいますが、もちろん新鮮な話題は本書の方が豊富です。 基本的な視点は「上げ潮派」(日本で三人しかいないそうですが*1w)の特徴である成長率重視(デフレ脱却安定名目成長+小さな政府実現→日本の潜在成長率への寄与)のスタンスを、最近話題の「埋蔵金」、「暫定税率」、「公務員制度改革」、「地方改革」、日本銀行・財務省批判などを、ざっくばらんな対話形式で語り下ろした読みやすい内容になっています。日本の「官僚内閣制」とでもいうべき、官僚組織の問題先送り、情報隠蔽(御用学者論も高橋さんが書くと非常に説得力もつ 笑)、既得権無目的死守、政治家
書名にはありがちなブログのエントリみたいな煽りが入っているが、「さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白(高橋洋一)」(参照)は、後代の歴史家が現代の日本を振り返ったとき真っ先に参照される一級の史料となるだろう。そのくらいに貴重な証言資料でもある。 およそ読書人なら必読と思われるのだが、知識人にはいわゆる反小泉の人も多く、まさに小泉政治の懐中にあった高橋洋一の独白には関心をもたないかもしれない。私はいちブロガーとして思うのだが、本書を一番読み込んでおそらく溜息に沈むであろうなと心中を察するのは、Baatarismさん(参照)だ。彼はきっとこの本に対して私より優れた書評を書いてくれるに違いなと念願を込めて、プッシュプッシュプッシュ。 本書は一般書としてよく編集されているせいか軽くも読める。それでいて、要所要所に「財投改革の経済学」(参照)の裏打ちがある。別の言い方をすれば本書はそうした重
勧められていた「中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす」(参照)を読んだ。当初思っていたより読み応えがあった。アマゾン読者評では「意外な読後感」という声も聞かれたが、私の現代中国観・中国人観からはそれほど違和感はなかった。 当初、本書はサブカルチャー的な内容で筆者も若いのではないかと想定していた。だが、そうではなく私より年配のかたの落ち着いた筆で、実際に中国で生まれ戦後史や中国生活も経験されたかただった。その点福田和也のような生活面の歴史的感覚の欠落といった齟齬はなく、安心して読めた。経歴を見ると女性の物理学者らしくなるほど理系的な筆致だ。しいて言うと多少論理の運び方に危うい点もあった。 書籍全体の論旨は明瞭で、出版社の解説も簡素にまとまっている。併せて目次も簡単に紹介しておく。 「たかがマンガ、たかがアニメ」が中国の若者たちを変え、民主化を促す--? 日本製の動漫(アニメ・漫画
●『シリーズ ケアをひらく』が第73回毎日出版文化賞(企画部門)受賞! 第73回毎日出版文化賞(主催:毎日新聞社)が2019年11月3日に発表となり、『シリーズ ケアをひらく』が「企画部門」に選出されました。同賞は1947年に創設され、毎年優れた著作物や出版活動を顕彰するもので、「文学・芸術部門」「人文・社会部門」「自然科学部門」「企画部門」の4部門ごとに選出されます。同賞の詳細情報はこちら(毎日新聞社ウェブサイトへ)。 『シリーズ ケアをひらく』パンフレット(3MB)はこちらから 1 こんなとき私はどう言うか 1 患者さんと出会ったとき 2 幻聴を四期に分けて考える 3 幻聴や妄想を実りあるものにするために 4 「匙を投げない」ことをどう伝えるか 2 治療的「暴力」抑制論 1 患者さんを安全に抑える方法 2 “手負い”にしてはならない 3 患者さんにはどう見え、どう聞こえているか 4 ふ
ご存じ高橋洋一氏の、財務省への決別の辞。といっても、ありがちな暴露本ではなく、半分ぐらいは名著『財投改革の経済学』の一般向け解説だから、専門書を読むのがつらい人は、本書を読めばだいたいのことはわかる。あとの半分は彼の個人史で、酒の席で聞いた話に比べるとかなりおとなしいが、一般の人が読むと驚くような霞ヶ関の内情が書いてある。 ちょっと意外だったのは「大蔵官僚が数字に弱い」という指摘だ。著者が財投のファンドマネジャーになる前は、金利リスクもヘッジしないで、兆単位の穴があくような運用をしていたという。たしかに東大法学部卒で、経済学も会計も勉強していない人がやるのだから、そんなものかとも思うが、数百兆円の会計を「丼勘定」で運用していた実態にはあきれる。 著者が理財局にいたときやった資金運用部の解体(財投債の発行)によって、財投改革の「本丸」は終わっていた。一般には知られていないが、ここが実は最
3年待ち。といっても、予約の殺到するレストランや人気占い師の話ではない。 本書の著者が勤務するあいち小児保健医療総合センター心療科の発達外来における、新患の受診待機リストである。 ことばが幼い、落ち着きがない、対人コミュニケーションが上手くできない……。発達障害の子どもはいま、それほどに増えているのだ。 自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)。いずれもが、発達障害に含まれる。ただ、それぞれがどう違うのか。評者のように子どものいない者だけでなく、よくわからないという人が、まだまだ多いのではないだろうか。 本書によれば、発達障害は現在、4つのタイプに大別される。 第1のグループは、認知の全般的遅れを示す精神遅滞(一般的にはIQ70未満)と境界知能(IQ70~84前後) 、第2のグループは、社会性の障害である広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)、第3のグループは、い
去る2月17日、京都市長選がおこなわれた。この選挙のゆくえには興味があったので、そこはかとなく観察していた。 私は東京都に住んでいる。京都市には住んだこともないし住む予定もない。ゆかりほぼゼロの西の街の選挙にどうしてまた注目していたかというと、昨年末にべつの書評仕事で本書を読んでいたからだ。 本書はタイトルにあるとおり、京都市の同和行政問題を追究した一冊である。同和問題というと、宝島社の『同和利権の真相』シリーズ(一宮美成+グループ・K21)がまず浮かぶが、この本はなんと! 現職の京都市会議員が内側から実態を暴いたものである。 いわば内部告発だが、『同和利権の真相』が「利権」すなわち“既得権益化した差別にたかる構造”全般を問題にしていたのに対し、この『同和「裏」行政』は、グズグズになっている行政に焦点を絞り、真の差別解消を目的としている点で若干フェイズが異なっている。 「京都市まじやべー」
阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年1月 7日 [書評]「滝山コミューン」のうそ寒さ 暮れの忘年会のひとつで、日経BP社の柳瀬君、新潮社の横手君、そして杉並区の校長先生になった藤原和博氏と同席する機会があった。そこで奇妙な本とその作者の評判を聞いた。 「滝山コミューン1974」。書いたのは明治学院大学教授、原武史氏である。どこかの書評で70年代団地のうそ寒い集団教育の話を書いた本だということはうっすら知っていたが、タイトルもなんだか不気味そうで読む気になれなかった。ところが、優秀な編集者二人が絶賛しているのだ。 こちらは話についていけない(総合誌編集者がこれでは勉強不足と言われる)。新宿駅の423列車とか、遠山啓だとか、何のことやらさっぱりである。しかし作者がもともとわが古巣の日経社会部記者だと聞いて、なんだ、後輩かと急に親しみがわいた。新聞社で落ちこぼれてアカデミズムに
2008年03月07日03:45 カテゴリ書評/画評/品評Money また株を買いたくなった - 書評 - 企業ファイナンス入門講座 著者のちょーさんより献本御礼。 実況LIVE 企業ファイナンス入門講座 保田隆明 やべえ、血が騒ぐ。 投資家としての血が。起業家としての血が。 本書「企業ファイナンス入門講座」は、「M&A時代 企業価値のホントの考え方」の著者がアカデミーヒルズで行ったセミナーのやりとりを元に、企業価値を改めてホントに考え直した一冊。前著とかなり重なるが、本書の方がより実践的かつ面白い。前著は頭に入るが、本書はそれに留まらず体に訴えてくる。 目次 - ちょーちょーちょーいい感じ:『企業ファイナンス入門講座』:本日とうとう出版より PART1: Life of a Company 『会社の一生』という考え方 PART2: ベンチャー企業時代の資金調達と想定株価のつけ方 PART
面白い物語を読みたい? ならこれを読めッ!! 完全にヤられた。憑かれたように読む、読む、読む。巻措く能わぬ面白さではなく、手に張り付いて離れないモノスゴさ。小説で徹夜するなんて、久しぶりだ。徹夜小説シリーズ([スゴ本]と[はてな])で太鼓判押されてたけど、ここまでスゴいとは… 抜群の構成力、絶妙な語り口、そして二重底、三重底の物語。 これは、陰謀と冒険と魔術と戦争と恋と情交と迷宮と血潮と邪教と食通と書痴と閉鎖空間とスタンド使いの話で、千夜一夜とハムナプトラとウィザードリィとネバーエンティングストーリーを足して2乗したぐらいの面白さ。そして、最後の、ホントに最後のページを読み終わって――――――驚け! ただし、ネットで調べてはいけない。うんこがバラしているぞ。面白い物語を読みたいのなら、予備知識を一切絶って読むべし(まちがいないから)。それから、文庫版の3分冊で取り組むなら、3巻全部を確保し
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
題名はともかく、面白い本である。実業家の江副浩正だけあってディテールがいい。当たり障りのないようには書いてはいるのだが、ぽろっと本音が出ていたりなんかする。行間を読むべき本。地主を儲けさせるように仕組まれた悪名高き「日本システム」がよくわかる。 備忘録として意訳抜粋: お上が音頭をとってやる新都市開発は成功しない。ブラジリアを見ればよい。ブエノスアイレスは例外的に成功しているが100年かかった。新都市が魅力を持つのはうまく行って100年先。すでに生活があるところでないと上物を作っても「都市」とはならない。 容積率の緩和で都市部の「床面積」は爆発的に増える。道路幅による制限(従来0.4掛け)も港区では0.6に緩和された。何れ全区に広がる。 箱根は行楽地化する方向に行きつつある(地元の旅館組合の意向)。別荘地化することで洗練化し財政改革に成功した茅野市とは逆の方向だ。 東京23区でも地価が上が
2008年02月07日11:36 よくわかる これからの市場調査 カテゴリマーケティング kinkiboy Comment(0)Trackback(1) 図解よくわかるこれからの市場調査―なるほど!これでわかった (DO BOOKS) 長年おつきあいしており、仕事でもお手伝いいただいてきた友人の指方さんが本を出されました。同文館出版の得意とする「なるほど!これでわかった」シリーズの「図解よくわかるこれからの市場調査」とう本です。市場調査の現場をひたすら歩んできた大ベテラン指方さんらしい内容ではないでしょうか。 市場調査の世界も、インターネットの普及で、厳密なデータの信頼性にこだわる必要のない調査ならウェブ調査によって、低価格化と迅速化が進んだのですが、実際にはどのような調査が必要なのかの変化のほうが大きく、どんなことを、どんな方法で調査すれば、そんなアウトプットが得られ、またそれから何を読
麗しき男性誌 スポンサード リンク ・麗しき男性誌 斎藤美奈子が男性雑誌を斬る。かなり痛快。 取りあげられた雑誌は週刊ポスト、プレジデント、日経トレンディ、文芸春秋、週刊新潮、週刊東洋経済、ダカーポ、ナンバー、週刊ゴルフダイジェスト、サライ、日経おとなのOFF、ダンチュウ、ニュートン、メンズクラブ、エスクァイア、ブリオ、ナビ、ブルータス、レオン、ホットドッグプレス、東京ウォーカー、週刊プレイボーイ、週刊スパ、メンズノンノなど。さらに普通の男性雑誌に加えてヤンキー御用達の「ヤングオート」、ヘラ釣り専門の「月刊へら」、バス釣り雑誌の「バサー」、「山と渓谷」、軍事雑誌「丸」などの特殊な男性雑誌もレビューしているのが愉快。 論旨明快に男性雑誌のイタいところを突いてくる。当たり前といえば当たり前だが、男性雑誌というのは、その時代の男性の欲望やコンプレックスの反映なのだ。たとえば一件、対極にありそうな
『円の未来』(田村秀男、光文社) 円・人民元・ドルが国際通貨として今後どのように変化していくのか。サブプライム危機や中国経済の過熱を背景にして、本書は政治と経済の両面から視野の広い分析を試みている。 特に著者が懸念しているのは、円の国際通貨としての地位失墜である。日本経済がなんとか景気を持ち直してきたのは、円安をテコにした対中国・対アメリカなどへの輸出に牽引されてきたものである。しかしこの円安は、著者によれば「円キャリートレード」によってもたらされた本質的にリスキーなものであるという。円キャリートレードは金利がきわめて低い円資金を調達して、これを金利の高いドルなどで運用し、さらにこの運用益をまた日本株などの円資金に投入していく‥‥‥という投機的な行動によって実現されたものである。円キャリートレードを実行しているのはヘッジファンドであり、彼らのギャンブル同然の取引によって実現された円安は、円
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