テレ朝の番組って、このところ、 とてもおもしろいですよね。 『アメトーーク!』がはじまる数年前から、 「お金」ではなく「知恵」を使って作る、 という番組が 深夜の時間帯にずいぶん 出てきたような気がするんです。
糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 パシリ考。 2009-05-11 パシリ、というのは、 「使いっぱしり」を略した俗語だと思う。 それしか考えようがないから、そうだろう。 パシリといえば、たいていの人は、 なんの意味だかわかっているらしい。 弱い立場で、じぶんより強い人たちのお使いを やらせられている者のことだ。 それで正しいと思う。 実は、ぼくはこのことばを、知らなかったのだ。 実際に、パシリになるやつや、 パシリをさせるやつというのに、 会ったことがなかった。 有名な「パン買ってこいよ」というようなセリフは、 コントのなかで知っているだけだ。 ぼくの思い出の中では、 パンは、みんな、じぶんで買いに行っていた。 あるいは、みんなの分を買いに行くことを 引き受けるやつはいたけ
いやいや(笑)! じゃあぼくがここに。 (長いソファの端に座る中島さんのすぐ近く、 L字になるように、ひとりがけソファに座ります) これ、おみやげです。わが社の出版物なんです。 (『谷川俊太郎質問箱』をお渡ししました)
クリント・イーストウッドが アカデミー賞の複数の部門で受賞したときに、 この映画の栄光を自分への賞賛と受けとめなかったら これからも作品を取りつづけることができる、 というようなことを言いました。 それと同じように、渡辺さんも 作品を自分よりも上位概念としてとらえている。 そこがすごく似ているように思えます。 渡辺さんにとって「ああいうふうになりたい」という 人物がいるとしたら、クリント・イーストウッドは‥‥ かなり、思ってますよ。 この次の映画は、クリントの監督作品ですが、 彼は、親父みたいなんです。 さっきから、肉親が多すぎるな(笑)。 つまり、クリントは、親父のように 超えられない存在なんです。 しっちゃかめっちゃかにぶつかっても 絶対に、はね返される。 そのはね返され方が、とっても気持ちいい。 きっと「映画とはなんぞや」という議論や思考から あの人ができあがったのではないですね。
東京の桜もそろそろ散り始めました。 早いもので、あっという間に春たけなわです。 何度もお話ししていますが、 この時期の光は、なんとも言えぬほどにキラキラしていて、 まさに写真日和な光。 ぼくも、ファインダーをのぞいているだけでも、 なんとなく、いつもよりもいい写真が撮れそうな気がして、 ちょっとわくわくしてしまいます。 そんな2017年の春ですが、 ぼくは、昨年2度に渡って訪れたサハリンに、 今度はその最北端まで、 流氷が生まれる場所を観たくて、 その氷の海を撮影したくて、 もっともっとたくさんの少数民族の方々にも お会いしたくて、 再び行ってきたりしました。 そうこうしている間に、 この連載も、少し時間が空いてしまいましたが、 春の光とともに再開しますね。 前回は『蟲師』のお話をしましたが、 今回は、皆さんもよくご存じの、世界的なデニムメーカー、 リーバイス社のとっても貴重なデニムを撮影
Lesson 288 いつかより強くなって いわゆるいい大学を出た友人が、 久々に大学のときの同級生の集まりに行って、 みんな学生のときとは、うって変わって、 「ゴルフ」と「株」の話しかしないことに驚いたという。 友人は、いっこうにその話のトーンにのっていけない。 なんだ、なんだ、 学生のときは、みんなもっと面白かったのに、 なんで「ゴルフ」と「株」の話しかしないんだろう? とよくよく考えて、こう思ったそうだ。 彼らは、人生を“あがり”ととらえているんだな。 だから、自分とは話しがあわないのだ、と 「自分はこれから」と、もがいている友人は、 遠い距離を感じたそうだ。 すごろくの“あがり”。 “あがり”の定義は、それぞれなんだろうけれど。 このくらいのレベルの企業にはいって。 何歳までには、エグゼクティブになって。 何歳までには、年収これこれを達成して。 すくなくとも何歳までには、 きれい
Lesson 284 強いテーマ 単行本『おとなの小論文教室。』の アマゾンの書評に、このように書いていた人がいた。 自分の本へのよい評価を 自分で採りあげることがカッコ悪いとわかっていても、 そんなことぶっちぎって、胸を打つ文章だったので、 あえてのせようと思う。 <『おとなの小論文教室。』感想> 僕は現在、フリーズ中です。 教室に自分はいるけど、誰も自分を見ていない。 いないことと、同じになっています。 そんな状況が嫌で、いま、引きこもっています。 そんな時に、この本で出会い、考えました。 考える、考える、考える・・・ そして思ったんです。 「相手は、僕を知らない。 いま僕が悩んでいることも知らない。 それではいつまでたっても、ラチがあかない。 とにかく、学校に行く。 何も話すことができなくても、 話せないでいる僕をクラスメンバーに伝えないと、 何も始まらない。 正直、何もできないで
・いつごろからか、ぼくは「そうでもない人」のことを、 大事に考えるようになりました。 たとえば、趣味の世界でも、 そのことについてとても詳しい人がいます。 スポーツだったら、何年何月何日のあの試合に、 なんとか選手がどうしてこうしてとか、 もう、どうして知ってるんだろうというくらいに知ってる。 そういう人どうしが集まると、 より細かく詳しく知ってる人が「えらい」となるので、 みんながどんどん狭い路地みたいなところに入っていく。 その趣味について「ちょっといいよね」くらいの人は、 トーシロー(素人)だとかニワカだとかに選別されて、 バカにされたり相手にされなかったりする。 というようなことも、ありがちなんですよね。 「あらゆるジャンルはマニアが壊す」 ということもよく言われます。 「好きかもしれないけど、そうでもないかも」くらいの 「こっち向いてる人」がいっぱいいるのが、 なによりも世界を充
昔からの「ほぼ日」読者の方から推薦されて、 『風雲児たち』という長編歴史漫画に、ハマりました。 二十数巻、仕事の終わった夜中に、夢中になって読んで、 食わず嫌いだった「歴史」に、興味を持ちはじめたんだ。 歴史は、単一の視点では語り尽くせないからおもしろい! 作者・みなもと太郎さんと「時間」について話しました。 <臨時ニュース! 手塚治虫文化賞受賞!> 本日、4月21日更新の「今日のダーリン」で、 「みなもと太郎さんの『風雲児たち』が、 第8回手塚治虫文化賞「特別賞」を受賞されました! おめでとうございます!勢いついてますよねぇ! 歴史マンガの新境地開拓とマンガ文化への貢献に対して、 という受賞理由だったようです。 「ほぼ日」をおたのしみの皆さん、 いまからでも遅くない。 現在は品切れ中の『風雲児たち』20巻セットを、 ぜひともオトナ買いしたまえ。 予約したまえ読みたまえおもしろがりたまえま
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