「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門」という本がとても売れているようです。私の所属している開発チームでも、何人か購入した人がいたので、私も購入して一通り読んでみました。 結果として、いくつかの考えが整理され、私としてはこの本によって考えが深まり、本を読んで考えた事自体は有意義であったと思いました。ただし一方で、あまり知識がない状態で(自分の中での判断軸が無い状態で)この本を読むと、色々と誤解が生まれるのではないか?という事を感じました。 一つの技術書がこれだけ売れるという事はそんなに多くはない事だと思うので、つまり、 その内容が改善されるとその効果は相対的に大きい という事になります。そこで、私が本を読んでいて思ったことや、この本の内容で正しいこと、現在も賛否両論とされること、事実として認識が間違っているであろうこと、この本で触れられていないが設計において大事なこと、などについてまとめて