フランスで、地下鉄に乗車しようとした黒人の男性が人種差別主義者を自称するサッカーのサポーターたちから乗車を妨害された問題で、サッカー界からは、「人種差別は社会全体で取り組むべき課題だ」などと、対策を求める発言が相次いでいます。 フランス・パリの地下鉄の駅で17日、電車に乗ろうとした黒人の男性が人種差別主義者を自称するサッカーのイングランドプレミアリーグ「チェルシー」のサポーターたちに乗車を妨害される様子が、ほかの乗客が撮影した動画で明らかになりました。 これについてイングランドプレミアリーグのチームで現在、唯一、黒人の監督であるクリス・ラムジー氏は19日、記者会見で「サッカー界で起きたことではあるが、この問題は社会全体で取り組むべき課題だ」と述べ、サッカー界以外でも人種差別の解消に取り組むよう訴えました。 また、チェルシーで初の黒人選手としてプレーしたポール・カノービル氏も18日、地元メデ