政府は3日、大手電力会社の送配電部門を切り離す「発送電分離」を2020年4月に実施する電気事業法改正案を閣議決定した。電力は16年4月に小売りを全面自由化することが既に決まっており、今回の改正が電気料金の引き下げやサービスの多様化を後押しする電力システム改革の総仕上げとなる。今通常国会での成立を目指す。 発送電分離により、大手電力が事実上独占してきた送配電網を、新規参入企業が公平な条件で利用しやすくする。 また17年をめどに都市ガスの小売りを全面自由化するほか、22年4月に大手ガス3社に導管部門の別会社化を義務付けるガス事業法改正案も閣議決定。
JKリフレ店などの状況を確認するため、一斉補導で少女(左)らに聞き取りをする捜査員=11月、東京都千代田区外神田で 女子高生がマッサージやデートのサービスをする「JK(女子高生)ビジネス」について、警視庁は来年一月から、児童福祉法などの保護対象の年齢に合わせて十八歳未満だった補導対象を十八歳の高校生らに広げる。十八日に各署に通知する。背景には「十八歳」の高校生を働かせ、網をかいくぐる業者が跋扈(ばっこ)する事情がある。こうした商法の中心地、東京・秋葉原を歩いた。 (北川成史、大平樹)
古代ギリシャの哲人アリストテレスは、「ウナギは大地のはらわたから生まれる」と考えたという。日本では、山芋がウナギになるという言い伝えがあった。なるほど、どちらもぬるぬるとつかみがたく、食べれば精がつく▼美濃出身の僧で落語の祖とされる安楽庵策伝は『醒睡笑』にこんな話を書いた。肉食を禁じられた僧がウナギを割いて食べようとしているところを人に見られてしまった。僧の言い訳は「山の芋を汁にして食べようと取り寄せたら、見る見るうちに、ウナギになってしまって…」▼国際自然保護連合が、ニホンウナギを絶滅危惧種に登録した。それこそウナギのぼりに値が上がってから、すっかり縁遠くなってしまったウナギではあるが、「近い将来、絶滅の危険性がある」と聞けば、何とも心苦しくなる▼古来解けぬ謎だったニホンウナギの産卵現場を突き止めた生物学者の塚本勝巳さんは、今の大量消費ぶりは「シーラカンスの回転ずしや、トキの焼き鳥」みた
大人二人で持ち運べ、川や水路に沈めるだけで利用できる携帯型の水力発電機「Cappa(カッパ)」を茨城県日立市の中小企業が茨城大工学部と共同開発した。旅館やホテルなどで災害時に最低限必要な非常用電力がまかなえる。農業や観光にも幅広く活用できるという。昨年十二月から販売を始めた。東京電力福島第一原発事故後、再生可能エネルギーに関心が高まる中、地域の非常用発電として注目を集めそうだ。 (林容史) ダムを利用した大規模な水力発電や、出力千キロワット以下で川の落差を利用した小規模な小水力発電と違い、携帯型水力発電機は身近な河川や水路の流れそのものを利用する。平地でごく簡単な設備で発電できるのがメリット。出力は小さいが避難所などでの生活に最低限、必要な電力を生み出すことができる。環境に負荷を与えず、取り付けや撤去がしやすい。小水力発電のように、県の登録や水利権を持つ関係者の同意を得る必要もないという。
【北京=白石徹】中国南部の雲南省香格里拉(シャングリラ)県の旧市街で十一日午前一時半(日本時間同二時半)ごろ火災が発生、約二百五十棟の歴史的な建築物が焼失し、壊滅的な被害を受けた。新華社電によると、出火原因は調査中で、死傷者の報告はないという。約二千六百人の住民が避難している。 旧市街は約千三百年の歴史があるチベット族の居住区で、木造の建築物が密集。旧市街の石畳の道は狭くて消火活動に手間取り、乾燥した気候と強風も重なって延焼を防げなかった。チベット仏教の文化芸術品や寺院なども焼失した。 シャングリラ(旧名・中甸)は、世界遺産で有名な雲南省麗江から続く「茶馬古道」の雲南・チベットルートの拠点で、雲南省から茶葉や塩をチベットに運び、チベットからは馬や羊、毛皮を輸入する交易市場として栄えた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く