楽天グループ(楽天G)は10月11日、AST SpaceMobile(AST)株式で約1000億円の評価益を計上すると明かした。 楽天Gが保有するAST株は、これまで持分法により会計処理をしていた。しかし、楽天が保有する議決権比率の低下が続いていることや、ASTにおける取締役構成の変化などでASTに対する重要な影響力を失ったとして、10月11日より金融資産としての会計処理に切り替えた。 これに伴い、10月11日時点のAST株の公正価値と、連結上の持分簿価との差額を、第4四半期連結会計期間において「その他の収益」と「持分法投資損益」に合わせて約1000億円を計上予定だという。 AST SpaceMobileとは ASTは、米国発の宇宙スタートアップだ。地球低軌道の衛星から地上を携帯エリア化する「スペースモバイル計画」を掲げている。 特徴は、Starlinkの現行サービスなどと異なり、専用アン