「米国でソフトウエア開発のチームに参加していたころ、『トライ&エラーは時間のムダだ。コンパイラーを一発で通るプログラムを書け』と言われた。時代は変わっても、確かにその通りだと思う。試行錯誤して作ってもロクなものができない。システム開発に限らず、ドキュメント作りなども同じだ」。 こう話すのは、マーケティング用クラウドサービスを提供するアクティブコアの山田賢治社長だ。 2005年に設立した同社はWebログ分析に始まり、収益化に寄与するよう利用者が最初に訪問するWebページを改善するLPO(ランディングページ最適化)やレコメンドエンジン、様々なデータを収集・一元管理してマーケティングのアクションにつなげるDMP(デジタル・マーケティング・プラットフォーム)と、サービスを順次拡充。設立10年目となる2015年4月に、集大成となるクラウドサービス「activecore marketing cloud