中国政府はレアアース(希土類)を日本に対する外交カードとして位置付け輸出管理を強めてきたが、需要急減で国内のレアアース企業が苦境に陥る誤算が続く。江西省のレアアース企業幹部は「市場の実態を無視したレアアース政策が無用の混乱を招いた」と批判する。「レアアース輸出の2割は闇取引だ」。中国のレアアース業界の関係者は漏らす。中国政府が2010年秋の沖縄県・尖閣諸島を巡る日中対立でレアアースの事実上輸出
リスク対処 「やればできる」日本企業 中国の“世論”が日本に対する経済制裁措置としてレアアース(希土類)の輸出規制に乗り出すよう政府に迫っている。中国メディアは、2010年9月の中国漁船衝突事件後の輸出規制で日本の産業界が右往左往した経緯を挙げ、あおっている。(フジサンケイビジネスアイ) だが、ことレアアースに関して輸出規制に踏み出せるかどうか微妙な情勢だ。状況が2年前とは一変しているからだ。 安価な中国産レアアースに頼り切っていた日本の産業界だったが、2年前のチャイナリスクへの反省から足腰を鍛えた。対中依存度を引き下げようと日本企業は、レアアースを使わない製品やレアアースのリサイクル技術を続々と開発した。この結果、中国の対日レアアース輸出量は11年に前年比34%減となり、今年も大幅な減少傾向にある。日本企業も「やればできる」ことを証明した。しかもオーストラリアなどからの供給が本格化し、中
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