日本の歴史教育は、年号と出来事を暗記することに力が入れられてきましたが、実にもったいないことです。 本当に大切なのは、「いつ、何があったか」ではなく、「なぜ、そうなったか。それが今にどうつながっているか」を知り、考えることです。そうした視点で歴史を紐解いてこそ、歴史は面白いし、ロマンがあるし、その教訓が今に生きてくるのです。 歴史を味わうための3つのポイント 川を上り、海を渡れ。 私が自身に課し、多くの方に伝えたいと思っている言葉です。「川を上れ」とは、歴史をさかのぼって見識を深めよ、「海を渡れ」とは、海外に目を向けて視野を広げよ、という教えです。 歴史を知ること、海外を意識することは、今という時代を正しく認識し、未来を考えるうえで欠かせない作業です。歴史は今につながっており、歴史を知ることで、今起きていることの意味や要因が理解できるからです。 また海外に視野を広げることで、違った角度から
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