人口が少ない国がGDPを上げるために 北ヨーロッパ諸国の人口(世界銀行統計、2021年)を見ると、フィンランドの人口は554.2万人と、人口大国と呼べる国ではありません。 人口が少ない国がGDP(国内総生産)を増やしていくためには、1人あたりGDPを高める傾向がありますので、「医薬品」など高付加価値製品に注力していきます。また、IT産業の成長、それを支える、いわゆる「高度人材」と呼ばれる人材の育成もまた、GDPを増やしていくために重要なことです。 北欧の国々は高緯度に位置して寒冷な気候環境下にあるため、通信インフラの整備、点検にはなかなか苦労します。そこで北欧では、無線で結ばれるインターネットの利用が早い段階から進んでいました。 フィンランドの国土面積に占める森林面積割合は73.73%と非常に高く、豊富な森林資源を活用した製紙業やパルプ業といった産業、それに付随する抄紙機の生産といった機械
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