2017年6月5日、大阪府内の男子中学3年生が「ランサム(身代金)ウェア」を作成した容疑(不正司令電磁的記録作成・保管の疑い)で神奈川県警に逮捕された。この事件が注目を集めている理由は2つある。1つは国内における初のランサムウェア作成容疑での逮捕だったこと、もう1つは容疑者が若干14歳だったことだ。 ランサムウェアとはコンピュータウイルスの一種。感染するとPCに保存してあるデータが暗号化されて利用できなくなる。戻すために金銭の支払いを求めるメッセージが表示されることから、「身代金要求型」とも呼ばれる。 生徒は、オンラインストレージ「MediaFire」にアップロードした際、TwitterでサイトのURLを広めていた。捜査に対して生徒は、「力試しに作ってみたらできた」「3日間で完成した」「自分の知名度を上げたかった」と話したという。トレンドマイクロによると、生徒が作成したコードには海外のプロ
![中学生の「ランサムウェア逮捕劇」に見る危険性](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/65f993bf85c2260828056b4ef523daa32020d63e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2016%2F12%2F22%2F8cdb3ad4d7f7bc2e6259f41b31f63124%2Fsmartphone_native_640_2.jpg)