今回から半導体プロセスの話をしていこう。まずこれに先立って、2013年11月にインテルが開催した投資家向け説明会の資料をもとに、インテルの14nm以降のプロセスと、これにまつわるビジネスの話を解説していこう。 量産が約3ヵ月遅れる 14nmプロセスの動向 元々昨年10月に行なわれた2013年第3四半期の決算報告の中で、同社CEOであるBrian Krzanich氏が14nmプロセスの量産開始を1四半期遅らせることを発表している。 本来だと2013年末にはこの14nmプロセスを使っての製造が開始されるはずだったため、これが2014年3月あたりまで伸びる計算だ。ということは、14nmプロセスを利用して製造した製品がファウンダリーから出てくるのは早くて5月末、実際には6月に入ってからになると思われる。 この14nmの遅れに関しての詳細が、同社のWilliam Holt氏(Exective Vic
![半導体プロセスまるわかり インテルの14nmが遅れる理由 (1/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/afa1eff640f38dc95fa8d675a649da8703a5d78b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2009%2F05%2F22%2F1511930%2Fl%2Fa904b7e4df450de8.jpg%3F20200122)