「韓国史」教科書問題、政争に発展 韓国政界では、最近検定を通過した教学社の高校教科書『韓国史』をめぐる論争が拡大しており、社会を二分する対決に発展する兆しを見せている。 11日には教育界と歴史学界の有力者が「教学社の教科書に対する不当な攻撃を中止せよ」との声明を発表した。 ■与野党、本格衝突の兆し 野党・民主党は同日、党レベルで教学社の教科書を問題視した。柳基洪(ユ・ギホン)国会議員が委員長を務める「民主党歴史教科書親日独裁美化・歪曲(わいきょく)対策委員会」は、教育部(省に相当)を抗議訪問し、教学社の教科書に対する検定合格の取り消しを求めた。柳議員は「徐南洙(ソ・ナムス)教育部長官も、自身が見た部分について、多数の誤りがあるのは事実だと認めた。教学社の教科書は誤り、歪曲、盗作だらけの教科書であり、最低限の条件も満たしていない」と批判した。 民主党最高委員会でも、田炳憲(チョン・