自民党が何をしようとしているか、とくに憲法に何をしようとしているのか。このブックレットを読んでまず知って下さい。いまの自民党は、「行き過ぎだ」と思えば逆方向のバネが内部で働いていた、かつての自民党ではありません。「道理の通らないことでも一丸となってやり通す」ことが、何より大切だと思い込んでいる人たちです。この人たちに日本の将来を委ねてよいのか、このブックレットを読んで考えて下さい。
河出書房新社から発行された表題の著がいい。 本の帯には、「保守だからこそ安倍晋三を許さない」とある。 さらに「安保法制を強行採決し、憲法を壊し、戦争に向かって爆走する安倍政権に、保守政治家と保守論客が存在を賭けたNOを突きつける。」と続く。 佐高信が、小林節、亀井静香、鈴木宗男とそれぞれ対談しているのが、いずれも興味深く面白い。 私は本書を読んで初めて知ったのだが、自民党は 「朝日、赤旗、民主党、サンデーモーニング、反対派がグウの音も出ない!『安保法制』一問一答35」なる冊子を作って自民党全議員に配布しているという。 これを小林節が明快に批判している。 まあ、自民党のあまりに情けない姿が浮き彫りになる。 まず、この冊子、こんな初歩的のこと(いずれも後に論破されて今さらこんな話じゃないでしょ、という論点)を配布しなければならないの、というのが情けない。 例えば、「国民を戦争に参加させるつもり
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