10月30日、米アップルのティム・クックCEO(写真)の「プライド」は、企業の人材プールを広げる可能性がある。カリフォルニア州で9月撮影(2014年 ロイター/Stephen Lam) Robert Cyran [ニューヨーク 30日 ロイターBreakingviews] - 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)の「プライド」は、企業の人材プールを広げる可能性がある。「同性愛者であることを誇りに思っている」というクック氏の言葉は、同性愛に対する理解を後押しするはずだ。 株式時価総額で世界最大企業のトップとして、クック氏の同性愛公表は他の企業にも刺激を与え、経営陣や取締役会により多くの選択肢を与える可能性がある。そして企業にはそれが必要だ。 秘密主義で知られるアップルだが、クックCEOの性的指向は必ずしも秘密ではなかった。クック氏自身、多くの従業員は知っていたと語っている。米国