19年12月にグーグルの親会社「アルファベット」のCEOを退任した後も動向が注目される彼の半生を、資産の使い道とともに振り返る。 ラリー・ペイジの生い立ち ペイジはミシガン大学で計算機科学・人工知能の分野の教授を務めていた父親と、同大学でコンピュータープログラミングを教えていた母親の元に1973年に生まれた。6歳の頃から自然とコンピューターに触れていたという。 ミシガン大学では計算機工学を専攻し、1995年に計算機工学の学士号を取得。大学卒業後は、スタンフォード大学計算機科学の博士課程に進学し、セルゲイ・ブリンと出会う。 「検索エンジンを作る」という共通の夢を抱いていた2人はコンピューターサイエンスの世界に没頭していく。ウェブ検索エンジンに関する論文を共同で書き上げて修士号を取得し、スタンフォード大学を休学。カリフォルニア州メンロパークのガレージで98年にグーグルを共同設立した。 グーグル