アップルが「iPad Air 2」の発表と同時に導入した独自のSIMカードが、「Apple SIM」だ。 これまでキャリアが発行することが通例だったSIMカードを、アップルはあらかじめ製品に同梱して出荷した。これによりキャリアとアップルの力関係に変化が生じ、アップルが主導権を握るのではないかという点で注目を浴びた(関連記事:iPad Air 2は順当な進化だが、「Apple SIM」は業界にサプライズ)(写真1)。 Apple SIMを手にしたユーザーは、どのような体験を得られるのだろうか。本記事では筆者が実際に米国で購入したiPad mini 3を使って、Apple SIMの使い勝手をレビューする。 Apple SIMは最初からSIMカードスロットに入っている 最初に、Apple SIMについて重要な点を確認しておこう。現時点でApple SIMが同梱された製品は、米国や英国で販売される
![「Apple SIM」の使い勝手は? キャリアを選べる自由度を体感](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2ec9eb8f8a21949917803d63c3f33408004e5bb7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F14%2F555665%2F020400012%2F03-as-applesimtray.jpg%3F20220512)