米国の内部告発サイト「WikiLeaks(ウィキリークス)」は、米中央情報局(CIA)がハッキングツール開発に関する機密文書「Vault 7」を入手し、2017年3月7日(現地時間)に公開した。この文書を巡って、米国は騒然となっている。 というのも、米アップルの「iOS」、米グーグルの「Android」、米マイクロソフトの「Windows」などを搭載するデバイスについて、ハッキングの様々な手段が書かれていたからだ。コンピュータウイルスやマルウエア、トロイの木馬などを用いて、情報収集する手法の開発と運用に取り組んでいることを示したものだった。 単純に言えば、「iPhone」を含むほぼ全てのスマートフォンが、CIAによる情報収集の対象となっていたことを意味する。テクノロジー企業各社は、この問題に対してコメントするなど、対応に追われている。 アップルは「最新OSで多くの問題を解決済み」 米Buz