1月にAppleが「10億ドル(約1,100億円)のリベート支払いが拒まれている」として、Qualcommを訴えたことで勃発した2社の全面対決は、短期的にはAppleに被害を与えないと考えられています。しかし、中〜長期的な目線で見た場合、何らかの影響を及ぼす可能性もある、と見るアナリストもいます。 デザインが確定しサプライヤーに通達するタイミングでの行動 RBC Capital Marketsのアナリスト、アミット・ダリャナニ氏によると、Qualcommとの争いは、短期的にはAppleに影響を与えないそうです。万が一影響があるとしても、少なくとも1年はいかなる経済的インパクトもAppleに及ぶことはない、と同氏は考えています。 ダリャナニ氏が警戒するのは、Qualcommが先日、IntelのLTEチップを搭載したiPhone7/7 PlusやiPadモデルについて、アメリカ国内での輸入&販