「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」ーアルベルト・アインシュタイン アインシュタインがいうには、常識とは、たかだか偏見のコレクションのことらしい。集めたコレクションにこだわりのある人は「ほら、これもいいだろう、あれもいいだろう」と得意げに見せてくる。だから、たとえ悪趣味なものでも真っ向から否定するわけにもいかない。あきらかな愛想笑いでその場をしのいで、「ごめんなさい、良さがわからないわ」と心の中で思うしかない。 こだわり満載の常識コレクションをするのは自由だけど、それを「これはいいものだから、お前の棚にも飾れ!」と押し付けると、もちろん問題が起こる。誰だって自分のコレクションを勝手に荒らされたくないはずだ。 常識コレクションの見せ方は、あくまで「わたしの持ってるのはコレです」という程度に留めたいし、好きでない常識コレクションを見たときは、あえて言う必要もなく、心