まず、音の周波数の定義は、音圧(音は空気の圧力の周期的な変化です、)の波形において、1秒間にいくつの波があるか、です。 最も基本的な波形として、いわゆる正弦波(サインカーブ)を使います。 他の形の音の波形は、複数の周波数の正弦波を組み合わせたものとして数学的に記述できます。 特に、ある一定の高さに聞こえる音は、その高さに相当する「基本周波数」の正弦波の他に、「倍音」と呼ばれる基本周波数の整数倍の周波数の音を含み、その成分比によって「音色」が変わります。整数倍の周波数の倍音は、基本周波数の波1つの中に整数個の波が入るので、波の形は正弦波と異なっても同じ形が基本周波数の周期で繰り返されます。 楽器で言うと、フルートの音はほぼ基本周波数だけが卓越した正弦波に近い音です。 オーボエの音は倍音成分が非常にたくさん入っています。 クラリネットなどは特殊で、奇数倍の倍音成分ばかりで、偶数倍の倍音はほとん