財務省は30日に開いた全国の財務局長会議で、ことし7月から9月までの景気判断について、個人消費の改善が続いていることなどから、5年9か月ぶりに「回復」という表現を盛り込んで「緩やかに回復しつつある」と3期連続で上方修正しました。 30日の全国財務局長会議では、11の地域ごとに先月までの3か月間の景気の現状が報告されました。 ▽個人消費が、猛暑の影響でエアコンや冷蔵庫などの販売が好調だったことや、▽企業の生産も自動車の輸出が引き続き堅調で、鉄鋼や電子部品の生産が増加しているほか、▽雇用情勢についても、製造業で自動車産業、非製造業ではサービス業や建設業などを中心に、求人が増えているという報告が相次ぎました。 これを受けて財務省は、全国の景気判断について、これまでの「緩やかに持ち直している」という表現から、「緩やかに回復しつつある」に上方修正しました。 景気判断の上方修正はこれで3期連続で、また