ブックマーク / delight.hatenablog.com (172)

  • 春っぽいマカロンポーロ - 記憶と記録

    とにかく、春の勢いはすごい。これまではモノクロにくすんでいた画面に、一瞬で色がつくみたいだ。どんな特殊技術を使っても、この鮮やかな形式の変化は表現できないだろう。 (「神去なあなあ日常」(三浦しおん) 第2章 神去の神さま より) 最近めっきり気温も上がり、桜も満開に向かっています。まさに春が来たという感じ。せっかくだから春っぽい写真を撮ろうと思ったけれど、そもそも「春っぽい」ってなに? と考えてしまう。 そこで頭に浮かんだのが上の一節。三浦しおんの小説「神去なあなあ日常」で、春の始まりを表す部分です。春はカラフル。でも夏のような濃い色ではなく淡い色で、冬の暗さとの対比で明るい、こんなイメージが私の「春っぽい」です。 上の写真は、頂きもののマカロンボーロです。頂いたお菓子の缶を開けたら色のイメージがピッタリでした。今回は、色や明るさを意識して撮ろうと思ったので富士フィルムのカメラを使いまし

    春っぽいマカロンポーロ - 記憶と記録
  • 冬眠生活 - 記憶と記録

    新型コロナウィルスの感染対策のため発出されていた緊急事態宣言が解除されるようです。これで、緊急事態宣言は1月初旬からの2か月半で終わります。 色々と自粛を求められるこの期間、私は伊坂幸太郎の小説を読んでいました。 私は、小説は何度も繰り返し読みます。結末はさほど重要ではないから。そもそも小説のプロットは随分昔に出尽くしていて、新しいプロットなど出てこないという人もいるくらいですから(例えば、小説のストラテジー (ちくま文庫) )。大切なのは、どう描かれているか。それによってどんな想像が膨らむか。想像を膨らませることで再度読むときに印象が変わって面白い。 横倒しになり、壁一面に積まれた樽だ。その樽には、小さな栓があり、突起状のそれを引き抜くと、中からワインが流れ出る。まさにその時の樋口晴子も、平野晶の言葉をきっかけに、頭の中の樽の栓が抜かれ、そこから、青柳雅春と過ごした時間の記憶がどっと溢れ

    冬眠生活 - 記憶と記録
  • 陽射しはますます強くなり - 記憶と記録

    暖かい日が増えてきました。 陽射しも強くなってきたと、思う日が増えてきました。 使用機材 Olympus PEN mini E-PM2 OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

    陽射しはますます強くなり - 記憶と記録
  • 前ボケ桜 - 記憶と記録

    ネットに情報が溢れていて、知っていることは増えたのですが、ちゃんとやったことのない事が多い。 そんな、知っているけれどちゃんとやったことがない事の一つが、前ボケを使った撮影です。ちょうど下の記事をみつけたので、桜を前ボケを使って撮ることにしました。そうして撮ったのが上の写真です。 nicostop.nikon-image.com 前ボケで撮ると決めて桜並木を歩いてみると、色々と難しいことが分かりました。中でも一番難しかったは、前ボケを作れる状況をみつけること。主役になる花が有って、その手前に前ボケを作れるようなモノがある、そんな都合の良い箇所をみつけるのは至難です。 色々と探し回っているうちに、まず前ボケするモノをみつけて、その先に主役にする者を探すと、やりやすいことが分かってきました。家に帰って、記事を読み返すと、しっかりそのことが書かれていて、自分で試さないと読み流してしまうものだと改

    前ボケ桜 - 記憶と記録
  • 前ボケ すずらん - 記憶と記録

    If all you have is a hammer, Everything looks like a nail. 金づちを持つ人にはすべてが釘に見える、といった意味のことわざです。日語で言えば、先入観で視野が狭まった状態をいさめる言葉でしょう。 さて、先日、前ボケ写真の練習に桜を撮りに行った際にスズランをみつけ、これも前ボケで撮りました。でも今にして、もっと色々な構図で撮れば良かったと思ってたりもします。 この日、カメラに付けていたのは、キットレンズとしてついてきた望遠ズームレンズ。前ボケの練習中だったので、換算焦点距離300mm・絞り開放で撮りました。キットレンズって、軽くて安くて写りも良いので結構好きです。 使用機材 OLYMPUS PEN mini E-PM2 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

    前ボケ すずらん - 記憶と記録
  • 桜は、案外難しい - 記憶と記録

    満開の花をつけた桜の樹をみつけた。ソメイヨシノではないと思う。品種に関係なく、桜を見ると気分が上がる。 さくら 思わぬところで満開の桜をみつけた。幸いポケットにカメラがあったので撮る。 これからソメイヨシノも満開になっていきますが、桜を撮るのは難しくてワンパターンな写真になりがちです。そこで昨年は、桜の撮り方を整理しました。 delight.hatenablog.com 今年はさらに新しい撮り方をみつけられるかな? 使用機材 RICOH GRD3

    桜は、案外難しい - 記憶と記録
  • いつもの時期にいつものように - 記憶と記録

    この時期になると毎年咲く、いつもの時期にいつものように咲いている。今年も咲いた。 これは、ローダンセマムかな? 花の写真を撮るときに参考にしているがあります。 「デジタルフォト達人への道 1」(Scott Kelby)。Lightroomで有名なScott Kelbyが描いたです。アメリカ人らしい、分かり易い内容です。 日人が書くと”光をみつける”、”ストーリを描く”等々の観念的で抽象的な内容になりがちなのですが、それに比べてこのの内容は具体的で分かり易い。ついついやりがちな素人っぽい撮り方を指摘してくれます。ただ一度読んだだけでは忘れてしまうので、定期的に読み返しています。特に「第2章 プロのように花を撮る  花の撮影は思ったよりも難しい」は、何度も読み返しています。 デジタルフォト達人への道 1 作者:スコット・ケルビー,Scott Kelby 発売日: 2011/10/21

    いつもの時期にいつものように - 記憶と記録
  • 1輪残っていた - 記憶と記録

    殆どの梅の花が散る時期に梅林公園に行った。かろうじて1輪残した木をみつけ、一生懸命撮った。 花を撮るなら真正面からとも思ったのですが、枝ぶりを考えるとどうしてもこの角度で撮りたくなりました。 この時期は、緑もくすんでいて鮮やかな色があると、目立ちますね。 花に光が当たっていたので、露出を下げてローキーな写真にしています。 使用機材 Olympus PEN mini E-PM2 OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

    1輪残っていた - 記憶と記録
  • レトロアパート - 記憶と記録

    冬の寒さもすっかり緩み、散歩に良い時期となってきた。いつもの場所をいつものように歩くのも良いけど、普段降りない駅の街を探検するのも楽しい。特にカメラ片手に歩くと、面白いモノや珍しいモノを求めてすぐに1時間以上経ってしまう。 夢中になっているときは気にならないが、散歩を終えると目がひどく痒い。花粉症だ。気になりだすと、ついこすってしまい一層痒くなる。 花粉症の薬は飲んでいるけれど、長時間外に出ていたから仕方ない。 レトロアパート 散歩の途中でみつけたレトロなアパートを写真に撮りました。 床の模様、入り口のドアの丸い取っ手、外壁のタイル等々、味わいがあって良い。廊下の奥に光が射している感じも好き。 使用機材 Olympus PEN mini E-PM2 OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 今週のお題「花粉」

    レトロアパート - 記憶と記録
  • GRistのコダワリ - 記憶と記録

    CP+ 2021はオンライン開催だったおかげで、トークショーの多くを動画で見ることができました。Youtubeにお勧めされるがまま他の年のCP+動画も見たりして楽しかった。 CP+ 2019のリコー GR IIIの動画で、GRの大きさは文庫の横幅の大きさとほぼ同じということを言っていた。GRのコンセプト(ズボンのポケットに入るカメラ)から、その大きさについてGRistの拘りは強い。 僕だってGRistの端くれなので、文庫と手元のGRD3の大きさを比べてみた。当に同じくらいの大きさだった。 上の写真の文庫は、三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」。最近お気に入りで、繰り返し読んでいます。文章にリズムがあるところが良い。

    GRistのコダワリ - 記憶と記録
  • 私の開花宣言 - 記憶と記録

    近くを歩きながら桜の樹を眺めていたら、いくつかの花が咲いているのをみつけた。やったー。意味もなく気分が上がる。心の中で、開花宣言をひっそりと行った。 ところで、東京でも、桜の開花宣言が日出たようで。昨年同様「最速」だとか。桜は、似たタイミングで咲くものだと改めて感心する。 今日は良く晴れていたので、青空を入れて上の写真を撮りました。桜の花が、青空と被らないようにしながら。 使用機材 RICOH GRD3

    私の開花宣言 - 記憶と記録
  • 一斉にではなく - 記憶と記録

    だけ多くの花を咲かせた梅の木があった。 あと10日もすれば桜が咲くとニュースが言う。梅の花はもう終わったかなと思いつつも、季節外れの梅林公園にでかけた。多くの木は花を散らせている中で、一だけ多くの花をつけている。 「桜と違って梅は一斉に咲かないんだなぁ」、「一斉に咲かないから、花の期間が長いんだなぁ」と思いながら眺めた。どっちが良いのだろう?と思う。 つらつら考えているうちに、それは、打ち上げ花火が良いか、線香花火が良いかと同じ話に思えてきた。どっちも好きだ。 ところで、梅の花は2月から咲き始めますが、どうしてそんなに早いのでしょうね?花粉を運ぶ虫も少ない時期なのに。 調べてみると、ちゃんと理由があるようです。 他にたくさんの花が咲いていると、花粉を運ぶ虫を他に取られて自分の花粉を運んでもらえない場合があるから 他の種類の花が少ないので、他の花の花粉が混ざって受粉されずらいから そう

    一斉にではなく - 記憶と記録
  • 表参道のタヌキ - 記憶と記録

    表参道駅を出たすぐのところにタヌキが立っていた。こんなところにタヌキがいることにいままで気づかなかった。 表参道のタヌキ 見ていても気づいていないことって多いようです。 使用機材 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 FUJIFILM 単焦点レンズ XF35mmF1.4 R

    表参道のタヌキ - 記憶と記録
  • グラデーション - 記憶と記録

    光を見る。写真を撮る基礎技術としてよく言われる言葉だ。 光の方向を見ること、光の硬さを見ることだと思っていた。最近、Youtubeを見ていて、グラデーションという言葉を知った。 グラデーションとは明るさが場所によって少しづつ変わるという意味のようだ。これは、光の向きによって明暗差が生まれるとは別の話であることに注意が必要だ。 グラデーション グラデーションを使った写真の練習をしてみました。 部屋の電気を消して、一番大きな窓以外はカーテンを閉めて光の入り口を一つにします。すると、開いた窓の近くは明るくて、部屋の奥に行くほど暗くなります。これがグラデーションなのだろうと思っています。 グラデーションは明るさの変化ですから、モノクロで撮る方がカラーよりも分かり易いと思い、上の写真はモノクロで撮っています。 実際やってみて、グラデーションは光の向きほど分かり易くはないので、少し練習が必要に思いまし

    グラデーション - 記憶と記録
  • 人形の不思議 - 記憶と記録

    人形はどこか不気味だ。 人が手をかけているときは愛情をもって見返してくる人形も、見捨てられたものからは不気味な印象を受ける。 それだけ、人形には生身の人間が投影されているのだろう。 外を見る 閉店になった店舗があり、マネキン人形が並べられていました。外を眺めているような風情は、どことなく不気味でインパクトがあります。窓に反射した女性を、人形に重ねるようにして撮りました。 使用機材 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R お題「カメラ」

    人形の不思議 - 記憶と記録
  • 不思議な赤い廊下 - 記憶と記録

    家屋に赤いカーペット。こういう組み合わせは不釣り合いに思う。その不釣り合いを面白いとも思う。 不釣り合い 赤い廊下の明るい部分ではなく暗い影の部分が面白いと思って撮りました。結果的には、廊下の手前は影が見え、奥に行くと光を目で追う不思議な絵になりました。ゲシュタルト心理学的には、明暗の面積比が逆転していることで図と地も逆転したということなのでしょう。 使用機材 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R お題「カメラ」

    不思議な赤い廊下 - 記憶と記録
  • 夕日 - 記憶と記録

    夕日 夕日を入れて撮ってみた。普通に写ることにびっくりします。ハレーションだのゴーストだの出て色々乱れるのかと想像していましたが、綺麗に撮れました。最近のレンズってスゴイのだと感心します。また、夕日の大きさが思ったよりも大きいことに驚きました。 使用機材 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 FUJIFILM 単焦点レンズ XF35mmF1.4 R

    夕日 - 記憶と記録
  • お弁当を食べながら - 記憶と記録

    大きな公園に出かけた。とても大きな公園で面積は165haとある。1650000平方メートル、東京ドーム127個分だ。127個ともなるとどんな大きさか想像し難い。 しばらく歩いた後、石段に腰かけてお弁当にしよう。お弁当をべながらふと横を見ると、なんだか綺麗に見えた。 お弁当をべながら この時期は、枯れ葉が黄金色に輝いて見える時があります。なかなかそういった風には撮れないのが困ったところ。 使用機材 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 FUJIFILM 単焦点レンズ XF35mmF1.4 R

    お弁当を食べながら - 記憶と記録
  • モデル - 記憶と記録

    紅葉の奇麗な日庭園で、水受けの中にモミジを浮かべた場所があった。 きっと、これは写真を撮る用に用意してくれたものなのだろうと思い、ありがたく撮らせていただいた。ただただ、シャッターを切るだけで綺麗な写真が撮れました。モデルさんのようなモミジです。 使用機材 FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 FUJIFILM 単焦点レンズ XF35mmF1.4 R

    モデル - 記憶と記録
  • 線だらけ - 記憶と記録

    線だらけ 線がたくさんあると、撮りたくなる。 この階段の前で、立ち位置を変えたり高さを変えたり、何度も撮り直した。 人が写っていないところも好き。 使用機材 Olympus PEN mini E-PM2 OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

    線だらけ - 記憶と記録