三菱電機は、IoT時代のシステムを支える基盤として、センサーから得られた大量のデータの蓄積と検索に特化した「高性能センサーデータベース」技術を開発したと発表した。安価なハードウェア構成でも高速な処理が可能とし、リレーショナルデータベース(PostgreSQL 9.4利用時)と比較して、ストレージ容量/検索集計時間を最大1000分の1に削減するとした。 近年、社会インフラの維持管理や工場の稼働状況監視、ビル/住宅のエネルギー管理など、さまざまな場所でセンサーを活用して、そこから得られたデータを活用する事例が増えている。2020年には500億個の“モノ”がセンサーを搭載してインターネットにつながるといわれており、そのデータ数は100兆件に及ぶという。 従来、大規模のデータを高速処理する方法としては、多数のサーバによる並列分散処理、大容量メモリを利用したインメモリ処理、フラッシュメモリを利用した