ブラジル北部パラ州サンタレンで、アマゾン熱帯雨林で遭難し救助されたパイロットのアントニオ・セナさん。パラ州政府広報局提供(2021年3月6日撮影)。(c)AFP PHOTO / BRAZIL'S PARA STATE GOVERNMENT 【4月16日 AFP】ブラジル人のアントニオ・セナ(Antonio Sena)さん(36)は、軽飛行機でアマゾン(Amazon)熱帯雨林の上空を飛行中、突如エンジン停止に見舞われた。不時着できる場所を探す時間は数分しかなかった。無傷で生き延びることはできたものの、世界最大の密林のど真ん中で立ち往生する羽目となった。 そして、38日間のトレッキングが始まった。セナさんはこの経験から、人生最大の教訓を得たと語る。 セナさんはこのとき、ブラジル北部アレンケル(Alenquer)からアマゾンの違法金鉱に物資を輸送する仕事を請け負っていた。エンジンが停止したのは、