JR東日本の冨田哲郎社長は10日の定例記者会見で、2013年春から秋田新幹線に導入する新型車両「E6系」(7両編成)について、現在のE3系「こまち」と区別する新名称を検討する考えを示した。「最高時速が275キロから320キロに上がり、ふさわしい名前が必要」と述べた。 昨年3月に東北新幹線で新型車両E5系を導入した際は、運行形態が従来の「はやて」などと異なるとして新たな列車名を公募。7位だった「はやぶさ」に決まった。 JR東日本は、量産先行車の走行試験が順調に進んでいるとして、E6系の量産を決定。約600億円かけ、14年春までに23編成を製造、E3系と順次置き換えていく。 E6系に新たな列車名を付ける案や、こまちをE6系が継承し、E3系に別の列車名を付けるなどの案が出ている。両車両ともこまちの名を継続使用する可能性もある。