公益財団法人の新聞通信調査会は28日、米英仏中韓タイの計6千人を対象に、日本に対する関心やメディアへの信頼度などを調べた「対日メディア世論調査」の結果を公表した。 調査は16項目。「日本で知っている人の名前」を尋ねた項目では、米英仏で「昭和天皇」、中韓タイで「安倍晋三」との回答が最も多かった。安倍首相は英仏で3番目に名前が挙がったが、米国では名前が一切挙がらず、「最大の同盟国で皮肉な結果」(同調査会の保田龍夫編集長)となった。香港出身の俳優ジャッキー・チェン氏と答えるなどの誤解も多く、各国千人の回答のうち英国では157人、米国は164人しか日本人の名前を挙げられなかった。 「日本のメディアを知っているか」では、日本の全国紙などの認知度が韓国では66・4%と突出して高く、米英仏タイは4~5%台。一方、中国では「政治・思想的な内容だ」として現地調査会社の協力を得られず、この問いを含む11項目で