事の発端は、オンラインニュースサイト「ブライトバート・ニュース・ネットワーク」からケロッグが広告をすべて引き上げたことだった。ブライトバート・ニュースは極右系のメディアとして知られ、先の大統領選では不法移民の強制送還やイスラム教徒の入国禁止などを公約に掲げたドナルド・トランプ氏を熱烈に支持。ゴールドマンサックス出身で同社会長を務めるスティーブン・バノン氏は、トランプ陣営の選挙対策本部の最高責任者として辣腕も振るった。来年発足するトランプ政権でバノン氏は、首席戦略官 兼 上級顧問に就任することが決定している。 11月29日、ケロッグは「広告を出すサイトのリストを検討した結果、ブライトバートでの広告表示の中止を決定しました。現在、サイトから広告を削除する作業にあたっています」との声明を発表。ブライトバート・ニュースの右翼ポピュリズムと移民反対の姿勢を問題視したとしている。バノン氏はかつて自身の