19世紀にはカトリック教会だったという建物は、おごそかな雰囲気を残したまま、かなりユニークなオフィスへと改装されている。祭壇に机が並べられていたり、その真下にある司祭の小部屋を会議室に使ったり。高い場所にある回廊からは水泳の飛び込み板が延びており、エリックが立つとスタッフが「飛び込め~っ」と声をかける。どこまでが本気で、どこまでが冗談なのかわからない空間は、エリック・ケッセルスという広告界の奇才をそのまま表しているかのようだ。 岡: すごい空間だね。これって日本でいうと神社仏閣をオフィスにするようなもんでしょう。日本人にはなかなかできないよ。バチが当たりそう。 スーツを脱ぎたくなる仕事場 エリック(以下E): ここは1849年のカトリック教会で、修道院も付帯していたんですよね。 岡: 中に入ると、メインの聖堂の横に別のオフィス空間がつながっているんだね。こっちはモダンですっきりしている。
イノベーションと呼べる新商品や新サービスは、決して簡単には生まれません。開発の過程で、企業や組織は様々な課題、問題に突き当たります。それらを解決し、乗り越えてこそ、イノベーションが成し遂げられるのです。 本特集では、企業や組織におけるそうしたターニングポイントを取り上げ、どんな決断やドラマがあったのか、どのように問題を解決できたのかなどを映像番組とテキストでお伝えします。 映像番組のキャスターは日経ビジネスオンライン編集長・川嶋諭と女優の梅宮万紗子さん、ナレーターは蒲田健さんです。 「あうんの呼吸」をやめて組織を強くする 読者アンケートから見えた異文化コミュニケーションの“戸惑い” 日経ビジネス オンライン編集部では読者にアンケートを実施。現場の人材のグローバル化について調べた。704人の読者の方々から回答をいただいた。その結果からは、多国籍の人材が一つの組織の中で働くことの難しさと、
ビジネス書のロングセラー『ブルー・オーシャン戦略』の共著者である仏INSEAD教授のW・チャン・キム氏が来日し、4月23日、日経情報ストラテジーの取材に応じた。日本語版の『>ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する』(W・チャン・キム、レネ・モボルニュ共著、有賀裕子訳、2005年6月発行、ランダムハウス講談社)は既に約10万部を売り上げている。翻訳書が全世界の37言語、100カ国以上で刊行されており、経営学の古典であるマイケル・ポーター氏の『競争の戦略』(これまでに約20言語で刊行)を上回る勢いであるという。 ブルー・オーシャン戦略(Blue Ocean Strategy)では、価格や機能などで血みどろの競争が繰り広げられる既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海)」とする一方で、競争自体を無意味にする未開拓の新市場を「ブルー・オーシャン(青い海)」と呼ぶ。キム氏は、新市場創造のため
上木 貴博 日経ビジネス記者 2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。 この著者の記事を見る
宅配便を届けたり、ピザ屋でピザを焼いたり、建築現場で資材を運んだり――子どもたちが、さまざまな職業を体験できるテーマパーク「キッザニア東京」が、10月5日に東京・豊洲(江東区)にオープンする。10月2日に行われた報道向け内覧会では、一足先に招待された近所の小学生が“仕事”に夢中で取り組み、楽しそうな笑顔を見せていた。 キッザニア東京は、約1800平方メートルの敷地に、現実社会の約3分の2サイズの建物を並べた屋内施設。お店や消防署、警察署など約50のパビリオンが小さな街を構成しており、約70の職業を体験できる。 宅配便はヤマト運輸が、ピザショップはピザーラが運営するなど、それぞれのパビリオンはその職業に関連の深い現実社会の企業がスポンサーとなり、リアルに職業を体験できるようになっている。スポンサーにとっては、子どもたちに企業ブランドを覚えてもらう機会にもなっている。 入り口は空港風(左)。子
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